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夏祭り2014年07月25日 18時52分59秒

電子書籍化
近所の公園から夏祭りの、太鼓と楽曲の大音響が轟いてきます。
道路は混雑するし、書斎で読書もできないような有様なので、ぼくにはあまり嬉しくない。
しかしこれを楽しみにしている住民はたくさんいますので、終了時刻をきちんと守ってくれれば、ま、文句は言わないでおこうと思います。

そう言えば、1年前の夏祭り。
この大音響の中、小学館から電話がかかってきて、第20回小学館ノンフィクション大賞の受賞を教えられました。
電話の声が聞き取れなくて、ぼくはiPhoneをトイレに持ち込んで会話しました。

あの時が幸福の絶頂でしたね。

大賞を受賞することで、ぼくが描いたご家庭の闘病の姿はどれだけ反響を呼ぶのだろうかと身構えました。
ところが、びっくりするくらい静かなもの。

5年前に「命のカレンダー」(講談社 現在は中公文庫から「小児がん外科医」と改題して発売中)を上梓した時の方がはるかに反響がありました。
あの時は、新聞・雑誌・ラジオ・テレビに取り上げられました。
今回とえらい違いです。

しかしぼくが投げた小石は小さな波紋になり、それが徐々に広がっているという実感があります。
8月には千葉市で市民公開フォーラム。
10月には宮崎で、自立障害者の人達に招かれて勉強会の講師を務めます。

12年前に解離性脳動脈瘤に倒れてからぼくは一度も飛行機に乗っていません。
今回、脳外科の主治医と相談して、宮崎まで飛行機で行くことにしました。
万が一のことは起きないと信じて、出かけてきます。

さて、「運命の子 トリソミー」は細々と売れているようです。
来週金曜日にはついに電子書籍化されます。
大変嬉しいです。
値段も安くなるし、ぜひ、購入してくださいね。