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かなり綺麗に撮れる E-PM12013年08月11日 20時35分24秒

かなり綺麗に撮れる E-PM1
オリンパス E-PM1 はひと世代前の機種ですが、かなり綺麗な画を撮ることができます。
家内のカメラなのですが、使用頻度があまり高くないので、当面ぼくが触ってみることにしました。

本体の大きさや重量はポケットサイズのデジカメとほとんど変わりありません。
で、マイクロ4/3 のセンサーですから、びっくりするような写真が出てきたりします。
せっかく小さいのだから、パンケーキの単焦点が向いているでしょう。
しかしパナソニックからは、薄いパワーズームのレンズも発売されています。
この組み合わせは、案外、「究極のデジカメ」かもしれません。

EVFも価格が下がって買いやすくなった。
僕は近視と老眼が混じっているので、ファインダーは非常に重宝する。
ちょっと環境を整備して、 E-PM1でいろいろと撮影してみようかな。

電子ビュー・ファインダー2013年08月12日 22時14分54秒

電子ビュー・ファインダー
オリンパスの純正品が値下げされたので、8千円くらいで買えるんです。
どうですか?
なかなかカッコ良いでしょう?

ぼくは大変気に入っています。

タイピンを贈られる2013年08月13日 22時37分13秒

タイピン
友だちとは本当にありがたいです。
小学館ノンフィクション大賞の受賞記念にタイピンを頂きました。
ぼくのスーツより高いかも。
いやいや、値段じゃありません。
このタイピンを付けて、授賞式に出ましょう。

クイック・ジャパン 1092013年08月14日 21時48分52秒

百田夏菜子特集
百田夏菜子さんの特集号です。

ぼくの知らないことがたくさん書いてあり、大変勉強になりました。
学ぶことが多く、本の価格の価値は十分にあったと思います。

だけど感心しない点も多数ありました。
表紙は大変キレイな顔立ちの百田さんが写っていますが、こういう表情は彼女の魅力とはかなりかけ離れています。
百田さんは決して美女ではありませんので、彼女の人柄を表現した写真が相応しかったと思います(たとえば、中扉の笑顔の写真とか)。

インタビュー記事は、読み応えがあって、百田さんの今を伝えていますが、ちょっと普遍性みたいなものがなかったと思います。ま、そういうことを聞きたかった訳ではないのでしょうから、それは仕方ないかもしれません。

筑波大学の斎藤環教授による百田さんの精神鑑定は大変趣味が悪い企画だと思いました。
人間の心の分析は、文学者がやるべきだと思います。

百田夏菜子を何かにたとえるコーナーで、勝谷誠彦さんが、「ウラジミール・レーニンのような人」と表現していたのにはぶっ飛んでしまいました。
「赤」で「左利き」だからだそうです。ウケる。

最後に社会学者の古市憲寿さんが、ももクロの5人と対談をしていました。
新刊でも、対談が収録されています。
しかしぼくにはその企画の意図がまったく意味不明でした。

本書の内容に直接関係ありませんが、百田さんの「エビぞりジャンプ」は大変身体に負担をかけます。
そもそも、ももクロや百田さんの魅力は(今となっては)、「エビぞりジャンプ」にはありませんので、もう封印していいと思います。
もう少し正確に言うと、ああいったアクロバティックな動きは、彼女たちを売り出すときの商品コピーにはなったかもしれませんが、本質とは最初から関係なかったと思います。

ついでに言っておくと、「エビぞりジャンプ」という名称は大変カッコ悪いので、使用をやめてもらいたい。
「αジャンプ」とか、「夏菜子ズ・ハイ」とか、彼女のジャンプの美しさに合うような表現が良いと思います。

今日の一枚2013年08月15日 21時58分51秒

アメリカン・ショートヘア
オリンパス OM-D, E-M5
レンズはパナソニック 20mm, F:1.7

薄暗闇でもシャープに撮れます。
ぼくはこの組み合わせが最強だと思っています。

文学はちょっと難し過ぎないか2013年08月16日 21時40分41秒

今月号の文藝春秋を買いました。
芥川賞の発表もあるし。今回は「爪と目」という作品が受賞しました。

「想像ラジオ」はあまり高く評価されませんでしたね。
ぼくは、いとうせいこうさんの溢れ出てくるような言葉の一つ一つが大変素晴らしいなと感心しました。
だけど、選考委員の作家さんたちの見方は大変厳しくて、なんだか、勝手に候補作にされて、勝手に貶されて落選するというのは、文学者の定めとはいえ、辛い世界だなと思いました。

「爪と目」は1行目から意味がよく分からない。
もちろんこの分からなさは、作者の意図するところでしょうし、だんだん、その分からなさは解消されるのですが、なぜ、こういう出だしにしなければいけないのかという必然性は、僕にはよく分からない。
そのこと自体には意味があるのでしょうが、正直言って、難しい。
そう言えば、昨年の「abさんご」も難しかった。文学ってこんなに苦労して読まなくてはいけないんですね。
われわれ素人の読者にはちと辛い。

しかし若干疑問に思うのは、僕が音楽を聴く場合、どんなジャンルでも、優れた作品と呼ばれるものは、難しいと感じないこと。
クラシックでもソウルでもR&Bでもロックでもヘビメタでもプログレでもカントリーでもフォークでもポップスでも演歌でもボサノバでもジャズでも、どれでもすんなり理解できる。
それに比べると、文学の難しいこと。
ま、単に僕に読み取るセンスが無いだけかも知れませんが。

ま、そんなわけで、今夜はロックを聴こうか、ジャズを聴こうか・・・。

久しぶりに漕いだら2013年08月17日 22時31分40秒

夕方に時間が空いたので、久しぶりに自転車を(室内で)漕ぎました。
30分、みっちり。
そのせいか、こんなに早い時間なのに眠くて仕方ありません。
いや、これは本格的に眠い。
だけど今、寝ると夜中に起きちゃうんだよね。
ま、いずれにしても今夜はまともなブログを書けそうにありません。

(株)貧困大国アメリカ (岩波新書) 堤 未果2013年08月18日 20時30分04秒

(株)貧困大国アメリカ (岩波新書)堤 未果
まず最初の読後感として、「いったいどういう取材をしたらこういう本が書けるのだろうか?」という驚きがあります。
前著も前々著もそうでした。

アメリカという土地も人口も大きな国を描くとき、この国の本質が「貧困」「格差」「企業」にあると感じたとしても、それをどう表現するのかは大変難しいと思います。
それを一人の市民の生活を描くことを「いとぐち」にして、それが「特殊」でないこと、「普遍的・一般的」であることへ話を持っていくんですね。

もちろん膨大な資料の読み込み、データの整理、数字の解析もあると思いますが、本の全体の骨格を作っていくのはかなりの苦労だと思います。
堤さんの表現する力は相当なものだと思います。

さて、内容は・・・。
これはもう読んでくださいとしか言いようがありません。
「新自由主義」「グローバル化」の成れの果てとして、私たちの社会はいったいどうなってしまったんでしょうか?

「年功序列」や「終身雇用」が終わり、「派遣切り」や「リストラ(解雇)」や「ホームレス化」が珍しくない国になりました。
小泉さんも安倍さんも「小さな政府」を目指していますが、政府が小さくなれば、大きくなるのは「企業」です。
今は「資本家」という言葉は使わないかもしれませんが、「企業」そのものが(いわゆる)「資本家」の役割を果たしています。

労働者は搾取され、食い尽くされ、路上に捨てられるという訳ですね。
まるで19世紀のイギリスのようです。

だけどそうやって搾取されている貧困者が、なぜ、小泉さんや安倍さんを支持し、左方向に走らないのでしょうか?
「アラブの春」ではネット(SNS)が反政府活動の大きな原動力になりましたが、どうも日本では、そういった装置が不満分子の「ガス抜き」になっている感じがある。
日本には、中国・韓国という領土問題をめぐる「仮想敵国」がありますから、ネットの中の貧困層(搾取されている人)は、右に走り、体制を守る側についているように思えます。

だから自民党政権は、領土問題や戦争責任や靖国神社問題で、中韓とは絶対に妥協せず、ヘイトスピーチなどは取り締まらず、ネット右翼を自分たちのガーディアンとして温存しておくのではないでしょうか?

「洪水は我なきあとに来たれ」と言いたいところですが、せめて、ぼくの孫のあとくらいに来て欲しいですね。
いやいや、歴史は必ず進歩しますよ。
堤さんが描いたアメリカは、つまり世界は、必ず行き詰まり、いつか良い時代が来ると信じます。

煙、立ちぬ2013年08月19日 21時57分06秒

風、立ちぬ
先日書いたように宮崎さんの映画「風立ちぬ」は、芸術としては素晴らしいとおもいましたが、(簡単に表現すれば)面白くない作品でした。脚本が弱いから。
ですが、現在、大ヒット中なのだそうです。
ま、それは大変めでたいことなのですが、このたび、NPO法人「日本禁煙学会」が、映画の喫煙場面の「多さ」「不適切さ」に対して「苦言」や「改善要望」を出しています。

ぼくは基本的に「煙草」という嗜好品を憎んでいて、いやもう少し正確に言うと、喫煙者の多くに見られるマナーの悪さを憎んでいるのですが、この学会の「クレーム」には賛同できません。

宮崎さんがつくった映画が、傑作であろうが駄作であろうが、表現の一形態であることは曲げられない事実です。
芸術家の芸術作品に対して、喫煙場面を減らせ(無くせ)などと言うのは、ほとんど「ごろつき」の因縁と同じようなレベルです。
この学会はおそらく、クレームを付ければ多くの人から反発が出ることは分かっていたはずです。
だからこそクレームを付けたんでしょう。
つまり何か言わねば「沽券に関わる」し、発言することで「存在感が増す」し。

彼らが本当に日本から喫煙を無くしたいならば、多くの日本人の賛同を得るような方法を考え出す必要があります。
その逆のことをやって、一体、どんな意味があるのでしょうか?
無いですよね。
つまり、結果として、「禁煙ファシズム」などという言葉が増大して、日本の禁煙は進まない訳です。

松江市では「はだしのゲン」に対して、子どもに自由に読ませるなという圧力がかかりました。
その結果、自由閲覧は禁止。
表向きの理由は「残酷な描写」があるから。
だけど本当の理由は誰だって知っています。
この漫画は相当、左翼的な作品なんです(特にあとへ話が進む程)。
だからそれに腹を立てる人がいる訳です。
で、その圧力に市は屈した。

禁煙学会のやっている行為は、松江市のパターンとほとんど同じですよ。
表現者に対して、その表現に規制をかけようと思うなんて傲慢そのものです。

髙山文彦さんと2013年08月20日 23時45分45秒

診療が終わってから東京へ行きました。

小学館ノンフィクション大賞を受賞した僕の原稿は、出版に向けて最後のブラッシュアップをする必要があります。
選考委員の一人である髙山さんは、30日の授賞式に(海外取材のため)出席できないため、今日の段階で、僕に直接、仕上げにあたっての助言をしたかったということでした。

かなり専門的な話になるので、ここではその内容について書く必要はないでしょう。
ですが、会食は楽しい会話に終始し、あっと言う間に時間が経ってしまいました。
小学館のエディターさんとしっかり話ができたのも収穫でした。

さて、明日は休診。書斎にこもっていろいろと原稿書きをしましょう。