直木賞受賞作ですね。
薄い本なのですが、読むのにけっこう時間がかかりました。
つまらなかったからではありません。
桜木さんの言葉の一つ一つが深かったからです。
つまりけっこうじっくりと読んでしまったんですね。
ホテルローヤルを舞台にして、時間を遡っていくという連作は、大変ユニークな設定です。
桜木さんが発明したアイデアなんでしょうか? そうだとしたら、これだけでも「成功」ですよね。
雑誌への連載が2010年から始まっていますから、4年がかりの連作集ということですね。
なかなかの時間的なスケール感があります。
さすがに小説家は文章がうまい。当たり前か。
ぼくもこういう文章をいつかは書いてみたい。ま、無理か。
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