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東京創元社2012年05月26日 23時40分51秒

昨日書いた「第9回ミステリース!新人賞」の主催は、東京創元社。
ぼくはこの出版社に猛烈な思い入れがあります。

小学6年生の時の1年間に、創元社が発刊する「創元推理文庫」を50冊くらい読んだからです。
好きだった作家は、ヴァン・ダインとかディクスン・カーです。
兄がエラリー・クイーンを好んで読んでいたので、ぼくは敢えてクイーンは読んでいなかった。

クロフツも好きだった。倒叙物ですね。
今回、「第9回ミステリース!新人賞」に応募した作品も倒叙物なんです。

だけど、今から40年近く前に読んだ作品の数々なので、本のタイトルは覚えているけど、ストーリーやトリックは完全に忘れていますね。
それを考えると、アガサ・クリスティーは偉大です。
「アクロイド殺害事件」「そして誰もいなくなった」「オリエント急行殺人事件」「ABC殺人事件」、みんなトリックを鮮明に覚えています。
それくらいインパクトが強かったのでしょう。

ディクスン・カーでは「ユダの窓」のトリックをよく覚えていますね。
でもあの作品はハヤカワ・ミステリー文庫だったような記憶が。

いずれにしても11歳の松永少年にとって、創元推理文庫は最大の娯楽でした。
今の子たちは、ゲームとかがあって可哀想だと思います。