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読書の日2007年08月01日 20時00分47秒

今日は休診。おまけに用事が入っていません。こんなことは、いつ以来でしょうか?
で、読書です。今日は3冊買って、前に買った本と合わせて4冊読んでいます。
ちょっと、ここのところ、本当に面白いと思った本に出会ってません。
小説ならばそれなりの本があると思うのですが、読む本は新書が多いのです。新書を書く人というのは、必ずしも文章のプロではないから、文章の甘さがどうしても読んでいて気になってしまいます。
読点のうつ場所など、心の中で添削してしまうのですね。
その点、小説家っていうプロの人たちは、本当に文章が磨きぬかれていますね。さすがです。
まあ、当たり前か。僕が聴診できるのと同じですね。
高校生の頃は、大江健三郎の、あのひねくれた文章が好きでしたが、今から思うと何であんな文章を読むことができたのでしょう?不思議です。
感性って変わるんですね。

茶そばと梅干し2007年08月02日 20時24分00秒

こどもの森クリニックの宇田川先生から、なんとお中元をもらってしまいました。
恐れ多いです。
その中味は、茶そばと梅干し。おお、これは両方とも僕の大好物です、早速いただきましょう。
・・・・。
うまい。これはうまいです。
梅干しは3種類ありましたが、どれも美味しい。
茶そばは、そばもつゆも美味しくて、まるでおそば屋さんで食べているよう。
僕は決してグルメではありませんが、この美味しさはちゃんと理解できます。
僕は食事にお金をかけることは全くしませんが、お茶だけは昔から贅沢しています。これは、下宿時代の貧乏学生のころからです。
茶そばと梅干しとお茶と。これは何とも幸せです。
安いですね、僕の幸せ。

歓迎!2007年08月03日 21時31分28秒

今日は仕事が終わってから、みつわ台駅前の焼き肉屋さんで、歓迎会を行いました。
先月から新たにクリニックに加わったN嬢の歓迎会です。
勤務初日からクリニックは、たくさんの患者さんがお見えになって、あまりの慌ただしさに面食らったかもしれませんね。
早くなれて欲しいものです。
今日は久しぶりにK嬢も参加でした。赤ちゃんは34週ですから、もう出て来ても大丈夫。うちには看護師A嬢がいますから、焼き肉屋さんで産んでも大丈夫ですね!
僕? あ、僕は駄目です。帝王切開しか見たことがありません。
ちなみに、小児外科の大沼前教授は、飛行機の中で分娩が始まったら、自分は自ら進んで、赤ちゃんを取り上げると言っていました。
昔はインターン制度があって、赤ちゃんを20例ほど取り上げたんですって。
今の新・研修医制度はどうなのかな? 赤ちゃんの自分の手で取り上げるのでしょうか??
まさか見学しているだけで、医員よりも高い給料をもらっている訳はないでしょう。
さて、明日は今週最後の診療です。今日も昨日も、夏休みと言いながら、患者さんはそれなりに見えています。1年前と比べると、ずいぶん違います。
気合いを入れ直してがんばりましょう。

3時間で1人2007年08月04日 20時29分50秒

今日のクリニックは午前の3時間に30人の患者さんがお見えでした。
こんなに暇な土曜日は1年ぶりでしょう。
そして、午後からはお客さんを迎えました。大学時代に闘病したRちゃんのママです。僕がお願いして来てもらったのです。
聞いてみたいことが山ほどあって、まあ、言ってみればインタビューしたわけですね。
ママの言葉はすべてICレコーダーに記録させてもらいました。ところどころで、メモも取りました。
闘病のすべてを消化できていた訳ではありませんでした。まだ、「言葉」の段階までには成熟していない「想い」もいくつかありました。これらはいずれ、語っているうちに「言葉」になるでしょう。
ママは「千葉大で闘病して本当に良かった」と言っていましたが、僕はそういった言葉を聞きたかった訳ではありません。それはその通りでしょうし、そう思っていることも分かっています。そうではなくて、彼女が経験したことは、普通の人には到達できない世界の中にあります。
そういった人間の言葉を知りたい訳です。「現実」とか「実体」を超越した世界の言葉です。
結局、一通りを聞き終わった時には3時間経過していました。
Rちゃんのお兄ちゃんはすっかり退屈していました。

文章を考える2007年08月05日 19時36分11秒

今日、野口悠紀雄さんの『超・文章法』という本を買って読んでいます。
もちろん、『超・整理法』がベストセラーになった野口先生の本です。あまり期待しないで読み始めたのですが、これは面白い。
巻頭に『メッセージが8割』とあって、僕はそうではないだろうと思いながら読み始めたのですが、見事に説得されてしまいました。
これは医学論文で言うところの仮説が一番重要と、同じ意味ですね。
比喩も喩えも巧みだし、教養、蘊蓄が面白くて痛快です。
本業の経済学よりも、物を考えたたり文章を書くことの方が、収入が多いのでしょうね。これは羨ましい。
つまり、物を考えたり文章を書く場所(時間と空間)があるということです。
文章とは何かと考えると本当に奥が深い。
阿久悠さんが亡くなって、ニュースなどを見ていると『言葉』の重みがよく分かります。歴史は言葉で動いて来たのかもしれませんね。

文章を考えたが・・/『超・文章法』2007年08月06日 19時17分50秒

で、昨日の本の続きです。
野口さんという大学教授先生の知的アクティビティーの高さには驚くばかりです。年齢だって、けっこう上ですよね?これだけの知的活動性を持った教授は、ちょっと僕の知る限りあまりいないです。
単純に言って、僕はこういう人に憧れてしまいます。
ということを述べた上で、、。
『超・文章法』の最後の方に作文技術に関する考察が出てきますが、あれはちょっとどうかと思います。野口先生は文章がとてもうまいので、本来は作文技術なんか考える必要はないはず。それが、考えてしまったことで、間違った考察になってしまったような気がします。
日本語というのは『述語』中心の構文になっていて、文法上、『主語』を必要としません。文章の中に出てくる『句』も『節』も『述語』という非修飾語に対する、修飾語の関係になって、文章が成り立っています。このことが理解できていれば、『日本語は論理的でない』とか、『この文章には主語が無いから意味がとれない』といった誤解は出てこないはずです。
また、日本語は述語が最後に来て、そこで初めて肯定か否定が明らかになるので、最後まで読まない(聞かない)と意味がとれないとの指摘、さらには、それゆえ、戦場で使用する言語として日本語はふさわしくないとの指摘は、明白な間違いです。
最後まで読んで(聞いて)、初めて肯定か否定かが分かるような文章は、その文章を作っている人が、文章下手なだけです。
こんなことは英語だって同じです。英語には関係代名詞があるので文意が分かりやすいという意見がありますが、そんなことはありません。
関係代名詞を上手に使えば分かりやすいし、下手に使えば分かりにくいですよ。だから、僕たちは大学受験で難解な英文を読解した訳ですよね?
日本人にとって一番論理的な言語は日本語に決まっています。こういうことを自明と言います。

野口先生の著書の巻末の参考文献には本多さんの『日本語の作文技術』が上げられていました。あの本には、日本語の構文構造が分かりやすくすべて解説されているのですが、、、。
どうなんでしょう?野口先生は、本多さんの意見に与しないといことなのでしょうか?

なんと逞しい!2007年08月07日 21時47分11秒

今日は午前のみの診療でした。ほんとーーに、閑散としていました。結局お見えになった患者さんは20人ちょっと。
で、スタッフは何をしていたかと言うと・・・。
まずは水まき。うちのクリニックの周囲はぐるりと樹木が取り巻いていますから、夏は水まきが必要です。
N嬢とA嬢が、がんがん水をまいて行きます。
あ、N嬢、ホースで樹木をなぎ倒していますぞ! あ、これは冗談です。
で、患者さんがお見えになる合間、合間に、N嬢が中心になってレセプト(診療報酬請求)をがんがん進めて行きます。
午前の診療が終わった時には、レセプトも終わっていました。
うーん、なんと逞しい!
僕には全然できません。
午後から千葉市の4ヶ月健診でした。

あ、ところで、うちの事務スタッフのユニフォームがピンクのスカートに替わりました。これはN嬢の希望です。どうですか?みなさん。僕は、アップル・グリーンのズボンがけっこう気に入っていたのですが、、、どうでしょう?

出ました、iMac2007年08月08日 09時33分04秒

新型のiMacが発表になりました。
どうですかね? なかなかクールですね。
http://www.apple.com/jp/
外見もそうですが、OSは完全にウインドウズの先を行っていると思いますよ。
マックが嫌いという人をたくさん知っていますし、その心理もすごくよく分かります。
ですが、OSを客観的に冷静に見れば、その違いは歴然です。
僕はそろそろマイクロソフト・オフィスを使うのをやめようかと思っています。せっかく、大学をやめたんですからね!

プール付きの別荘2007年08月10日 20時07分59秒

夏休みをとってプール付きの別荘に行って来ました。
子ども達はプールが大好きなので、大喜びです。
姉は、一生懸命に妹に水泳を教えたがります。妹は「我」の強い部分があって、人からの指図を嫌います。自分で自由にやりたい訳です。
姉の教え好きは、誰似? 僕?
僕は教えるのが好きだった時期と嫌いだった時期があります。今は嫌い。では、娘は昔の僕に似ているということですね。
何度も何度も、姉が強引に教え込んだら、妹はどんどん出来るようになって行きます。
浮き輪、腕輪を外して、「潜水+バタ足」で3秒泳いで、2秒だけ休んで、を2時間くらい繰り返していました。
なんという体力! そして覚えの早さ。 これが子ども、ですね。

プール付きの別荘、とか言うと本気にする人がいるので書いておきますが、これはもちろん冗談。一般の普通のホテルへ行って来ただけです。この暑さ、日差しでけっこう陽に焼けてしまいました。少し恥ずかしい。髪の毛の生え際のM字のところも焼けてしまった。家内は、その谷のところにカラミン・ローションを塗って大喜びでした。
僕の顔で遊ばないで下さい。

老眼鏡2007年08月11日 18時55分25秒

今日は老眼鏡を買いました。既製品ですから、たったの3000円です。
実は開業する前に、かなり近くが見えにくい感じがあったので、オーダーメイドで眼鏡を一つ作っています。近々眼鏡と言うんですって。つまり手元の文章とPCの画面を両方見ることができるという訳です。
しかし、開業して一気に遠視が進みました。
何故か左目の視力も落ちました。
なので、読書が猛烈に辛い。クリニックに置いてある眼鏡を毎日自宅へ持って帰る? 面倒くさいです。
で、兄に聞いたら、安い老眼鏡をいくつも買って、色々な場所に置いておくのだそうです。
この3000円の老眼鏡がめっちゃ良く見える。これはすごいです。
しかし、遠近眼鏡もいずれ作らないといけませんね。