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今日は3回、眠る2007年07月01日 22時17分54秒

昨日もワープロを打っていたら、26時を過ぎていました。
全然、眠くならない。
これはいけません。ハルシオンを飲んでさっさと寝ようと思うのですが、脳が活性化して、頭はもうろうとしているのに、眠れません。
僕は基本的に中学生のころから不眠で、眠ると言う行為にものすごい苦労を毎日しています。
眠くならないんだから、研修医の時の「寝ずの番」なんて全然苦労じゃありませんでした。
高校生の夏休みには、毎晩、本を読んでいるうちに昼夜が完全に逆転してしまい、ものすごい恐怖を憶えたこともあります。
で、今日は朝寝をしてしまった。で、夕寝もしてしまった。これから寝ると3回目だ。
わはは。寝付きが悪いだけで、良く寝ているじゃないか。
大学を辞めて、眠る時間は確実に増えましたね。これって、体重増と関係しているの?

7月の雨2007年07月02日 21時04分39秒

7月に入りました。
雨の中を今日は70人ほどの患者さんがお見えでした。
喘息が落ち着かないお子さんは減って来た感じですが、その一方で、初発のお子さんも見えました。
5月を過ぎてから、1年前と比べると、1日あたり20人くらい多く患者さんが見えています。
しかし、待ち時間はたいしたこと無いのではないでしょうか?
1年前と比べて、完全に仕事が流れに乗っているし、『常連のお子さん』は、顔を見るだけで、ポイントが分かってしまいます。
うちのSK嬢は、今年の夏は暇になりませんよ、と恐ろしい予言をしています。彼女の予言は当たるので、ちょい、心配になってきました。
この夏は、やりたいことがいっぱい、あるので・・・。
さて、今夜もPCに向かいましょう。

今日は混雑2007年07月03日 21時51分04秒

今日も70人くらいの患者さんがお見えでしたが、混み方はちょっと昨日を上回っていたようです。
このブログを読んで、待ち時間が少ないと期待してお見えになったママには、大変、申し訳なく思っています。
最後は1時間待ちでしたね。
すみません。
さて、明日は休診日。具合の悪いお子さんには本当に申し訳ないのですが、明日は東京に出かけます。
これから、もしかしたら、一緒に仕事をする可能性がある人と、会う約束になっています。
名前と声を知るだけで、顔は分かりません。そんな方と、東京の某所で待ち合わせです。
これって、何か、ドラマ風じゃないですか??
一期一会。人と人とのつながりは宝物です。
今日は夜更かししないで早く寝ましょう。

久間発言は野党が悪い!2007年07月04日 08時12分55秒

今日もやってくれました。読売新聞の社説。
久間さんの『しょうがない』発言を巡ってです。
この社説によると、久間さんも正しいことをたくさん言っていると、例をいくつか挙げています。
そして、野党の議論は冷静ではないとか、小沢さんの意見は不見識で、政権担当能力が無いとまで言っています。
この社説は、自民党のダメージの深さを物語っています。
参議院選挙で自民党がピンチになったことに、業を煮やして書いたんでしょうね。
つまり、頭に来ちゃったんですね。
ブログか? この社説。
いやあ、凄まじい新聞です。

あえて、一言。
『しょうがない』は間違いです。しかし、ではなぜ、原爆が投下されたのでしょうか?なぜ、昭和天皇は、『仕方が無い』と発言されたのでしょうか?
アジアの人たちは、この原爆投下をどう見ているでしょうか?
では、悪いのは誰? 
この問題を正しく認識するには、『階級観』が大事です。過去に目を閉ざす者は、将来に盲目になります。歴史に学びましょう。

いい娘はおらんかあ??2007年07月05日 21時05分10秒

7:1基準を満たすために大病院は大変です。
患者7人に対して、看護師1人という基準を満たすと、国からお金がガッポ、ガッポともらえるのです。
例によってこういうことを厚労省が考える訳です。
アホですね。
看護師の数は決まっている訳ですから、全国で大争奪戦が起きる訳ですね。
そうすると、十分な看護師を確保できない病院は、、、どうすると思います?
ベッド数を削減しちゃうんです。
入院患者の数を減らして、基準を満たした方が「儲かる」わけです。
しわ寄せは、患者さんに行きます。
僕の知人の先生は、ある関東の大学病院に勤めていますが、今、九州まで看護師を青田買いしに行っています。病院の命令ですね。
いい娘はおらんかあ、、って感じです。
あのね、、本来の医師の業務はどうなるの??やらなきゃならない仕事が山ほどあるでしょう??
彼は、医者なんですから、医者をやらせてあげて下さい。

しかし。
まあ、いい面もある。うちの看護師SK嬢は、こうやって九州から千葉県こども病院にやって来たのです。
こんないい娘は、ちょっといないぞ。
僕はこれまでに何100人という看護師を見て来ましたが、彼女は間違いなくトップランクです。
よーし、どうせ行くのなら、僕の友人の先生よ、いい娘をゲットしてきて下さい!

外傷、熱傷2007年07月06日 22時53分48秒

なんだか、クリニックのペースが安定して来ました。
混んでる日と、空いている日の差が少なくなってきて、毎日、コンスタントに60〜70人の患者さんがお見えです。
5月から徐々に、そんな感じです。
1年経って、何となく落ち着いてきたのですかね?
そして、最近、感じるのは、外傷、熱傷の多いことです。僕のところに来ればどうにかなるという評価(?)が広まってきたのでしょうかね?
そりゃ、そうですよね。
大学にいたころは、肝臓破裂とか全身熱傷の治療をしていた訳ですからね。
え? 物足りないかって? いえいえ、全然。
もう、あんなことは出来ません。
今、大学にいても、大所高所から見ているだけで、自分は手を出さないでしょう。
あれ? それって教授?

1日1日を生ききる2007年07月07日 16時05分27秒

今日の午後はクリニックにお客さんを迎えました。
2時間近くお話をしました。終わりが無いので、最後は終わりにしました。
迷いとか、恐れとか、不安とか、、そういった感情を心の中にしまい込んでいると、どんどんマイナスの感情が自己増幅します。
喋れば、水で洗い流すようにすっきりします。
たくさん、喋ってください。時間はいくらでもあります。
世の中には難しい病気がたくさん、ありますよね。
何の罪も無い小さなお子さんが、なんでそういう病気になるのでしょうか?
いえいえ、そういう問い掛けが間違っているのかも。だって、それじゃあ、その子がまるで可哀想なお子さんみたいじゃないですか。
そうではありません。
その子は、「一日一日を生ききる」ことの大切を教えるようにと、神様から役割を担わされて来たのです。
おかげで、僕は「1日を生ききる」ことの大切さを繰り返し、繰り返し、教わっています。
がんばれ、太一!そして、ママとパパ。
僕はみつわ台から応援しています。

行ってきました、菜の花会2007年07月08日 19時49分34秒

千葉県の小児がんの親の会です。僕は設立の時からずっと関わっています。
この会は、ここ2〜3年、なんだかずっしりと根を降ろした感じです。組織がしっかりしてます。頼もしくなりました。
さて、今日の特別講演は、日本医科大学の前田先生。晩期障害についてです。大変きちんとしたデータのまとめ方で、話しも分かりやすく、非常に質の高いお話しでした。聞いて良かった!という感じです。知らない事もいくつかありました。
そして、ハートリンク共済。小児がんの治療後7年で、15歳以上が加入できる共済です。これはちょっと、関係者の努力を知ったら、感動的な思いがしました。
これを実現するために走り回ったのは、小児がんのお子さんを持つ看護師ママです。うーん、大したものです。
菜の花会の井上さん達といい、ハートリンクの林さん達といい、そこらの教授先生なんかよりも価値の高い仕事をしているかもしれませんね。
え?そこらの教授って誰だって? ・・・失言でした。
また、新たな出会いもありました。詳細は書きませんが、僕の患者で現在闘病中のあるお子さんのママと、偶然に知り合ったママに、僕は今日、偶然に声をかけられました。
ん、意味が分からない?
まあ、良いでしょう。要するに人間ってつながっているということです。

小児がんは「治癒」するか?2007年07月09日 19時58分08秒

昨日の菜の花会で、小児がんの卒業生に『治癒』という言葉を使うかが問題になりました。
これはあまり意味の無い議論です。なぜならば、それは『治癒』という言葉の定義によるからです。
なぜ、この議論になったかと言うと、小児がんの子どもが保険に入る時に、『治癒』と書類に医者が書くかどうかが問題になったからです。
あ、こんなものは、『治癒』って書けば良いじゃないですか?技術論の問題です。(書いたところで・・・・、なんですが)
でも、それと患者さんに『治癒しましたよ』というのとは、別問題です。
僕は治癒とは言いません。じゃあ、治癒しない?
いえいえ、だいたいからして、こんな会話はママ達との間ではしません。
ママ達のレベルはそんなに低くありません。ママ達の質問は、「うちの子と同じような他のお子さんで、何年経って再発した例があります?」という、もっと現実的な、具体的な質問です。今時、この子は治ったんですかなんて、誰も聞いて来ません。
ですから、『治癒』か『完全緩解』かは、医学の表現であって、臨床上はなんの意味もありません。
千葉県子ども病院の血液科の沖本先生は『治癒』と言って良いのでは?と言っていました。なるほど、患者の側に立った優しい言葉ですね。
しかし、この菜の花会が創設された時に、患者のパパが「治ったと言ってくれ!」と発言して、それに対して私たちが医師が、「そうではない、治癒と言う言葉を使わない理由を理解してくれ」と発言した歴史もあります。そのパパは多分、気分を害してその後、菜の花会には来ていないでしょう。
その後、白血病の治療成績は上がったのかもしれませんが、固形がんは何も変わっていません。
高橋教授は「この病気に治癒はない」と患者に言っていたそうです。
僕が「治癒では無い」と言っているのとまったく意味が違うのは、もちろん、これをお読みのみなさん、お分かりですよね。
まあ、時代がまったく違いますし、がんに対する医者の知識や理解も当時とは雲泥の差です。
しかし、あの時代にも、もうちょっと医師に優しさがあっても良かったかなと思います。
こういった議論自体が患者さんに誤解や迷いを生みます。治癒か否かは、あくまでも技術論と学問にとどめるべきです。

3人でおしまい2007年07月10日 20時46分32秒

今日も雨です。朝の時点で見えていた患者さんはわずかに3人。
3人の診察が終わったら、後は誰も待合室にいません。そうですか、良かった。院長室で書類でも書きましょう。
昨日は患者さんが多かったので、今日は朝からすでに声が出ません。
都町や桜木町の行列ができるクリニックの先生は、一体、どんな体力をしてるんだ??
そんな話しをスタッフとしつつ、僕はさっさと院長室へ。
あれも、これもと、目を通したい書類が山積みです。まあ、大学時代に比べれば、全然、楽ですが。
あら、呼ばれました。こんな雨の中、いつの間にか、たくさん、患者さんがお見えです。
そうですか、こんな僕で良ければ。さて、診察しましょう。