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小児かかりつけ診療2023年10月18日 22時22分16秒

日本の医療はフリーアクセスといって、どこのクリニックを受診しようが自由です。
しかし、小児医療では、「かかりつけ」という大事な働きがクリニックに求められています。
患者さんも、自分のかかりつけクリニックを受診すべきです。
また、かかりつけ医は、患者さんを「受診者の数が多い」からと言って断るべきではありません。

数年前から「小児かかりつけ診療」という制度ができました。
患者家族に書面で説明を行い、同意を得ると、かかりつけ医になります。すると、かかりつけ医としていろいろな責任が生まれます。
でも、1回の受診にあたって約300円の報酬を医師は支払基金から得ることができます。
300円というのは、途方も無い金額です。
うちのクリニックは、年間16,000人以上の患者が来ますから、これに300円をかけると、480万円以上になります。
すごいですよね。

だったら、かかりつけ医は、自分の患者をしっかり診て、また、患者も困ったことがあったらかかりつけ医を受診してほしいと思います。

なお、かかりつけ医になるにはいくつか条件があります。そのうちの一つが、夜間や休日の診療をしていることです。
みなさんご存知のように、私は体が弱いので、夜間救急や休日診療所で働いていません。
したがって、私はかかりつけ医として、特別にお金は受け取っていません。
でも、診療時間内にお見えになる患者はすべて診るようにしています。
毎日100人以上の患者さんを診ていますが、体が壊れない限りは続けようと思っています。
でも、限界を超えたときは、どうかご容赦くださいね。

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