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日本に未来はあるか?2023年05月02日 20時23分43秒

「人口減少」と「少子高齢化」はますます加速するようです。
この先、日本はいったいどうなってしまうのでしょうか?
国立社会保障・人口問題研究所の公表によれば、2070年、つまり今から47年後の日本の総人口は、8700万になるそうです。現在の約7割です。
6年前の見通しに比べて減少の速度がやや鈍ったようですが、その理由は、日本人の平均寿命の延長と外国人割合の増加にあります。

出生率はさらに下がって1.36。これでは人口が増えるわけがありません。
赤ちゃんの誕生数が年間100万人を切ったのは、2016年ですが、2070年には45万人にまで減るといいます。
ぼくの生まれた1961年が、159万人だったので、その1 / 3ですね。

高齢化も進行します。
2020年の65歳以上の比率は28.6%。これは2070年には38.7%になります。
年金制度は成り立つんでしょうか?
インフラを支える労働力は確保できるのでしょうか。

そこで頼れるのが外国人です。
年間16万人ペースで外国人が増え続けていくと、2070年には現在の3.4倍になり、940万となります。
つまり日本に住む人間の約10%が外国人ですね。
しかしこれは外国人が来てくれればの話であって、日本の人権感覚は先進国でも最低レベルですので、そのうち外国人は日本に愛想を尽かして来てくれなくなるかもしれません。
そうすると、単純労働とか介護の分野が成り立たなくなるかもしれません。

技能実習制度には問題が多数ありましたが、それが改正の方向に進んでいます。
これは外国人の権利を守るため・・・というよりも、日本人のために外国人に来て欲しいからです。
しかし日本の入管のあり方を見て、日本はだんだん外国人に見放されるような気がします。

自民党政権は日本の未来をどうするつもりなんでしょうか。
出生率が2を切ったのは、1975年なんです。
実はそこから少子化問題は始まっているのです。ところが何の手も打っていない。
なぜでしょう? それは選挙の票にならないからです。
今の政治家たちは、47年後の日本を考えるなんてことはしません。
大阪にカジノを作るとか、目先のことしか考えていません。

ぼくがクリニックで診ている子どもたちが50歳くらいになったとき、日本の経済は沈没寸前じゃないでしょうか。
これでは若いカップルが結婚して子どもを授かろうと思うわけがありません。

異次元の少子化対策なんてまったく期待できません。
予算倍増? そんなことを自民党は絶対にしません。