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史上最低の予算案成立2023年03月28日 20時07分43秒

2023年度の予算案が成立しました。
自民党国対によれば「あっという間に成立してしまった」そうです。
今の野党は審議を引き延ばしたりしませんので、とんとん拍子だったのでしょう。
ですが、熟議が形成されたとは言えないと思います。
岸田さんは、やれ検討するだの、今後叩き台を提示するだの、国会の場で議論しようとしません。
議論が深まらないのは、岸田さんの責任です。

防衛費は26%増加し、子育て関連予算はわずか2.6%しか増えていません。
本当にそれでいいのでしょうか?

お隣の韓国は過去何十年にもわたって時の政権が反日感情を利用し、あるいは煽って、政権浮揚を図ることを繰り返していました。
しかしこれは日本も同じです。
国民を一つにまとめる方法は簡単で、いま、そこに危機があり外国が戦争を仕掛けようとしていると煽ればいいのです。
平和主義者やリベラルな人間を潰すのは簡単で、あの連中には愛国心がないと宣伝すればいいのです。

世界の歴史は、自国民の愛国心を煽ることの繰り返しでした。
「愛国心とはならず者の最後の逃げ場」という言葉がありますが、本当にその通りだと思います。
敵基地攻撃とか、トマホーク2000発とか、本当に必要なんでしょうか?
では、日米安保は何のために存在しているのでしょうか?

岸田さんが首相になってとき、「令和版所得倍増」とか「民主主義の危機」とか「聞く力」とか言っていました。
ところがやっていることは、超国家主義の反動政治です。
アベノマスクの単価が裁判を経て開示されることになりましたが、そもそもなぜこれが秘密なんですか?
政権の秘密主義には恐怖さえ感じます。

子どもから首相を目指した理由を聞かれて、岸田さんは「日本の社会のなかで一番、権限の大きい人なので目指した」と答えています。
恐ろしいじゃないですか?
過去にそんなことを言った総理大臣っていました?
思っても普通は言わないと思いますよ。
権力欲にゴリゴリに凝り固まった男が、政権を維持できればどんな手段でも使うというのは、我が祖国にとって悪夢でしかありません。
この悪夢から少しでも醒めることを祈るばかりです。