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予備費って一体なんだ?2023年03月24日 22時44分34秒

国会は国権の最高機関で、多くの仕事がありますが、そのうちの一つは予算案を決めることです。
政府の出す予算案に対して意見をぶつけ合い、最終的に賛成するか反対するかが国会の重要な役割です。

ところがコロナ禍に突入し、「予備費」というものが目立つようになりました。
予算を機動的に、そして不測の事態に対応できるように作られたのだとぼくは理解しています。
しかしこういう予算執行のあり方は本当に正しいのでしょうか?

政府は物価高対策を打ち出しました。低所得の子育て世帯に子ども一人当たり5万円を給付するようです。また自治体を支援するために「地方創生臨時交付金」を出すそうです。
総額は2兆円になるようです。
コロナ対策でもこの交付金は出されましたが、コロナ対策とは関係ない無駄遣いがかなり報じられていたと思います。
今回は大丈夫なんでしょうか。

そもそもこうした予備費から交付金や物価高対策費を出すというのは、どういう理屈なんでしょうか。
なぜ、その使い道を国会で話し合わないのか?
岸田さんに5兆円の予備費があって、それが自由に使えるって、民主的と言えないのでは?
国会は機能不全を起こしていることになりませんか?

自民党の西田昌司参院議員は「自民1党でいい」と朝日新聞の取材に答えていましたが、背筋がゾッとします。
権力を握っている人たちが、他の政党は要らないと言っているのですから、これは民主国家の否定であり、独裁国家へ道を進もうとしているとか思えません。
予備費も同じです。

統一地方選が始まろうとしていますが、立憲民主党は十分な候補者を立てることができていません。
足腰が弱い状態で、政権を奪取できる可能性はないでしょう。
自民党だけがあればいい・・・、岸田さんが自由に何兆円も使える・・・、こんな悪夢は早く終わって欲しいです。

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