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冤罪は今でもあるのではないか?2023年02月28日 20時50分04秒

今から39年前、滋賀県日野町で強盗殺人事件がありました。
逮捕・起訴されたのは阪原弘・元被告です。
強盗殺人は有罪と判断されれば無期懲役か死刑しかありません。
阪原弘さんは、捜査段階では「自供」しましたが、裁判では「自白を強要された」として無罪を訴えました。
結果は有罪。無期懲役となりました。

阪原さんは獄中で健康を害し、結局病死しました。
遺族は無実を固く信じて、「死後再審」請求をしました。
そして今回、大阪高裁が再審開始が妥当だと判断しました。
要は裁判のやり直しですが、こういうパターンでは、やり直し裁判でほぼ間違いなく無罪が言い渡されます。

ぼくは個人的に冤罪問題に深い関心があり、関係する書籍はずいぶん読んできました。
そしてさまざまな評論も目にします。
すると、そういった冤罪事件は今から数十年前のものばかりなので、現代に冤罪はないという説によく出会います。

本当にそうでしょうか?
冤罪が起きる理由にはいろいろあると思いますが、そのうちの一つが警察・検察のメンツだと思います。
いったん、有罪に持って行こうと決めたら、あとに引き返すことができないのですね。
検察は100%正しいという無謬性のプライドに囚われいるのではないでしょうか。

講談社の漫画雑誌『モーニング』の編集次長だった方が、奥さんを殺害したとして東京高裁で11年の懲役刑になりました。
ところが最高裁が東京高裁に審理のやり直しを命じています。
元社員の人は、6年間も拘留されているそうです。
これが無罪判決だったら、どうやって検察は責任を取るのでしょうか?
せめて今からでも保釈を認めるべきでしょう。

この事件では、奥さんが産後うつから自殺したと元社員は主張しています。本当に捜査をつくされたのでしょうか。

冤罪は社会を不安定にします。個人への最大の人権侵害でもあります。
絶対にあってはなりません。

学びを結果に変えるアウトプット大全(樺沢紫苑)2023年02月28日 22時11分36秒

学びを結果に変えるアウトプット大全(樺沢紫苑)
いわゆるビジネス本というのがどういうふうに書かれているのかに興味をもち読んでみました。
たいへん面白かったです。
ぼくにとって役立つかどうか、今後検証するとして、読み物としてとても惹きつけられました。

なるほど、「アウトプット」を切り口にここまで考えることができるのか。
驚きもありましたし、とても感心しました。

この本は、昨年の1月で46刷。
アマゾンでもレビューが3700くらい付いているし、順位も相当上位を保っています。
驚異のロング&ベストセラーですね。

ビジネス本、面白いじゃないですか。
もう少し研究してみます。
樺沢先生、ありがとうございました。