亀裂 創業家の悲劇(高橋 篤史) ― 2022年12月07日 22時14分30秒
同族経営の創業家が、内部の争いによって壊れていく過程を描いた経済ドキュメントです。
300ページに満たない薄い本ですが、内容はぎっちり詰まっていました。
相当、取材が分厚いのでしょう。
ぼくは、はっきり言って経済に関する知識が全然ないので、経済に関する専門的な記述になるとちょっと理解できない部分もありました。
でも、そうした小さいことよりも、なぜ人は失敗するのかという大きなことに興味があり、惹きつけられて読みました。
会社とは誰のものかというのも、隠れたテーマの一つになっていると思います。
大学病院の医局(教室)もそうですが、教授になるのは45〜50歳くらいがちょうど良くて、10年もやれば引退して後輩に道を譲るべきじゃないでしょうか?
トップが15〜20年も君臨するというのは長すぎると思います。
空気も澱むし、リーダーは新しいアイデアを出せないし、改革は困難になり、必ず停滞します。
人はなかなか引き際を自分で判断できないんですよね。
そのあたりが失敗の本質ではないでしょうか?
ぼくは成功の物語よりも、失敗の論理に興味があります。
失敗には学びがありますから。成功なんて、ある意味、運みたいなものが多いと思いますよ。
おもしろく読みました。みなさんにおススメします。
300ページに満たない薄い本ですが、内容はぎっちり詰まっていました。
相当、取材が分厚いのでしょう。
ぼくは、はっきり言って経済に関する知識が全然ないので、経済に関する専門的な記述になるとちょっと理解できない部分もありました。
でも、そうした小さいことよりも、なぜ人は失敗するのかという大きなことに興味があり、惹きつけられて読みました。
会社とは誰のものかというのも、隠れたテーマの一つになっていると思います。
大学病院の医局(教室)もそうですが、教授になるのは45〜50歳くらいがちょうど良くて、10年もやれば引退して後輩に道を譲るべきじゃないでしょうか?
トップが15〜20年も君臨するというのは長すぎると思います。
空気も澱むし、リーダーは新しいアイデアを出せないし、改革は困難になり、必ず停滞します。
人はなかなか引き際を自分で判断できないんですよね。
そのあたりが失敗の本質ではないでしょうか?
ぼくは成功の物語よりも、失敗の論理に興味があります。
失敗には学びがありますから。成功なんて、ある意味、運みたいなものが多いと思いますよ。
おもしろく読みました。みなさんにおススメします。
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