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独立して成功する!「超」仕事術(晴山 陽一)2022年11月03日 14時44分53秒

独立して成功する!「超」仕事術(晴山 陽一)
この本は過去に何度か読んでいるんです。また読み返しました。
筆者の晴山さんが会社を辞めて独立する過程が本の前半となります。
ぼくがこの本に出会ったのは、大学病院を辞めようと決めたころです。
最終的に開業医という道を選んだのですが、正直、独立する怖さとか、心細さとかがありました。
そんなときにこの本を読んで、とても励まされたのです。
今回、数年ぶりに読み返しましたが、共感する部分多数でした。

寄らば大樹の陰という言葉もありますが、人間には独立したいという気持ちもあるように思います。
やっぱり自由だし。
ぼくは生きていく上での最も大事な価値観は自由だと思っているので、開業医になって自由を得たことは人生を豊かにしたなと今ではつくづく感じています。

また何年かしたら読むだろうな。

『いのちは輝く』Amazon闘病記1位2022年11月03日 15時10分50秒

『いのちは輝く』Amazon闘病記1位
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1年前もそうだったのですが、11月になると『いのちは輝く』を読んでくれる方が急に増えます。
なぜでしょう? 分かりません。2019年に出した本ですが、今でも反響があります。

この本は病気や障害と共に生きる子について、その難しさやその尊さをすべて含めて描いています。
いい本だと自分では思っています。
よかったら読んでみてください。
現在、Amazonの闘病記で1位です。

ぼくは異端か王道か2022年11月03日 16時51分27秒

ぼくは異端か王道か
これまでぼくは、障害のある子どもを家族が、そして社会がどう受容するかについて執筆や講演活動をしてきました。
ぼくはある時、頸髄損傷の障害を持った青年から質問されたことがあります。
それは、ぼくという医者が、医療界で異端者なのかどうかです。
この質問にはなかなかはっきりと答えることができません。
ぼくと異なった考えをする小児外科医もたくさんいます。どちらが正しいかそれは歴史が決めることでしょう。

8年前、日本小児外科学会の秋季シンポジウムが行われました。そこでは、先天性染色体異常のある新生児に対して外科治療をどこまでやるかがテーマでした。
発表者は若い先生が多く、彼ら彼女らは、固定観念に縛られることなく、障害があっても外科治療で命を助けようと奮闘していました。

しかしながら、こういう医者がすべてではありません。外科手術などやらないという考えの人は、そもそも学会に参加して発表などしません。
日本で一流と言われる小児外科施設でも、染色体異常の子どもを手術しない病院が実際にあります。

このときのシンポジウムで最も印象的だったのは、学会の重鎮である医師の意見でした。これは別に暴露話ではなく、公の場での発言でしたからここで紹介します。

まず木村健先生。日本で、いや、世界で一番高名な小児外科医と言っていいでしょう。元アイオワ大学小児外科の部長先生です。
木村先生は「障害のある子に手術してこれだけよかったとかの発表があったけど、現実はそうじゃない」「障害児が生まれると、夫婦は離婚して、きょうだいはイジメられ、家族はバラバラになる」と言っていました。自身の体験からの結論だそうです。

もう一人は、遠藤昌夫先生。元さいたま市立病院・病院長で学会の名誉会員です。先生は、染色体異常の赤ちゃんが生まれると、この子を治療しようとすると、どれほど高い医療費がかかるかを説明するそうです。そうするとたいていの親は、治療はいいですと答えるそうです。

木村先生も遠藤先生も、ぼくよりはるかに有名で経験豊富な外科医ですから、彼らが王道で、ぼくが異端かもしれませんね。ぼくなんか超マイナーな医者でしょう。
しかし、50年、100年と歴史が流れていく中で、真の王道に立っているのはどちらでしょうか?
ぼくは自分が正しいなどと言うつもりはありませんが、死ぬまで「命に線引きをしない医者」として生きていきたいと思っています。

ぼくがやっている執筆や講演など、太平洋に向かって石粒を1個投げ入れるようなものです。でも波紋は起きますよね? その波紋が広がっていくのか、消えてしまうのか、それは人々の意識が決めることでしょう。
学会の偉い人が決めることではないとぼくは信じています。

死刑のはんこ2022年11月10日 21時42分20秒

死刑のはんこ
法務大臣がこういう発言をしました。
「死刑のはんこを押す、昼のニュースのトップになるのはそういう時だけという地味な役職」
この発言の何がいけないのでしょうか?
それは、死刑を決断するという法務大臣にとって最も重い仕事を、昼のニュースにからめて軽く発言したからです。

日本は世界でも稀な死刑存置国です。(いわゆる)先進国の中では、国全体として死刑を実行している国は日本だけです。
国民感情がそうさせているという面もありますが、たとえばEUでは国民感情よりも政治判断で死刑を廃止しました。

自民党の議員のみなさんだって好きで死刑を継続させているわけではないでしょう。
煩悶し、苦しみながら、死刑という制度を維持しているのだと思います。
国家の力によって人の命を奪うという究極の刑なのですから、軽口を叩くようなテーマではありません。
ましてその発言者が法務大臣だというのですから、岸田内閣は命の尊厳をどう考えているのかと非難されてもしかたないと思います。

報道のよれば、この大臣は10月にも2度ほど同じような発言をしたそうです。自分の仕事の重要性が分かっていないのではないでしょうか。もっと適格な人に大臣をやってもらった方がいいでしょう。

オンラインで講演します2022年11月11日 19時27分41秒

障害のある子と共に生きる社会を目指して
https://www.city.funabashi.lg.jp/event/seminar/p100360.html
 ↑ クリック
船橋市主催の講演を行います。
タイトルは『障害のある子と共に生きる社会を目指して』。
12月9日からYouTubeで視聴できます。
上記URLをクリックして申し込んでください。
近くなったらまた告知しますね。

映画『八日目の蝉』2022年11月13日 22時50分37秒

映画『八日目の蝉』
原作は読んでいませんが、映画をAmazonで観ました。
2時間を超す作品でしたが、引き込まれてしまいました。
親子関係って何だろうと、つくづく考えさせられました。拙著『ぼくとがんの7年』で少し書きましたが、ぼくは亡くなった両親と難しい親子関係を結んでいました。
そのせいかどうか、ぼくは二人の自分の子どもに過剰とも言えるような愛情を持っていて、自分の人生は、子ども二人のためにあるとさえ考えています。
うちの両親も過剰な愛情をぼくに持っていたのかもしれません。

医者になって35年が経ち、少子化と共に、子にかける親の愛情はますます濃くなっているように見えます。
しかしその一方で、うちのクリニックには児童相談所からの依頼で怪我を負った子が何人も受診します。
もちろん、虐待の結果による一時保護の子どもです。
子にとって親とは何なんでしょうか。

大変クオリティーの高い映画でした。
最近の子役さんってすごいですね。天才か!という感じです。

人類の起源-古代DNAが語るホモ・サピエンスの「大いなる旅」(篠田 謙一)2022年11月16日 17時42分28秒

人類の起源-古代DNAが語るホモ・サピエンスの「大いなる旅」
今年のノーベル賞で話題の古代ゲノム解析による人類の起源についてです。
圧倒的な情報量があって、話も単純ではありませんから、はっきり言って読むのに時間がかかりました。
一般書と科学書の中間のような本です。
図譜も添えられていますが、もっと多くてもいいかなと思いました。
新書に詰め込むこと自体が少し窮屈だったかな。それくらい「濃い」作品でした。

かつての人類学は化石研究に基盤を置いていました。しかし時代は変わり、次世代シークエンサーが使われるようになりました。
古代骨からDNAを抽出し(これはかなり難しいはず)、PCRで増幅し、NGシークエンサーで大量に読む訳です。
これはもう、学問の根本がひっくり返ったようなものです。

この本の内容と関係ありませんが、なぜ、ホモ・サピエンスはアフリカを出たのでしょうか?
危険だし、地域によっては環境が厳しいですよね。
イヌイットの生活なんて本当に過酷だと思いますが、われわれの祖先は地球上に広がって行かなければ気が済まなかったのでしょうか。

現在、ベストセラー。おもしろい本とは言いませんが、読むべき価値のある本と言えます。
ぜひ、どうぞ。

映画『トップガン マーヴェリック』2022年11月16日 22時40分48秒

映画『トップガン マーヴェリック』
『トップガン マーヴェリック』を観ました。
ちょっとご都合主義の展開もありましたが、さすがハリウッド映画!
おもしろかったし、胸が熱くなりました。
1作目のあらすじは知っておいたほうがいい感じです。

トム・クルーズってぼくと同じく還暦なんですよね。
何でこんなに違うの?(笑)

映画『アメリカン・スナイパー』2022年11月19日 22時56分29秒

映画『アメリカン・スナイパー』
クリント・イーストウッドの映画です。
毎回のことですが、強烈なエグさでした。もちろん、ぐいぐい引き込まれる面白さはあるのですが、ただの娯楽で終わらないところが真骨頂ですね。
愛国って何なんだろうと考えてしまいました。
『ディア・ハンター』のこともちょっと思い出しました。

21世紀最高の映画監督はイーストウッドではないでしょうか。
この爺さん、とてつもない人です。

裸で泳ぐ(伊藤詩織)2022年11月20日 22時35分54秒

裸で泳ぐ(伊藤詩織)
伊藤詩織さんのエッセイです。
「あれから」の日々を書いたものです。やや詩的な表現もあり、書き手の個性が出たいいエッセイだと思いました。
「Swim Naked」
「サバイブから生きるへ」
が特に良かったかな。
裁判には勝ちましたが(部分的に敗訴)、それで「うれしい」とはならないでしょう。
まず、サバイブして、それから自由に生きてほしいと思います。
いい本です。おススメします。