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映画『朝が来る』2022年08月16日 17時11分23秒

映画『朝が来る』
河瀬直美監督の『朝が来る』をアマゾン・プライムで観ました。
2時間20分の映画を一気に観たので、全体の感想としては面白いという評価でいいと思います。
ただ、もう一つテーマが分かりにくかったかな。

主人公の夫婦は、特別養子縁組で赤ちゃんを迎えいれます。
そして子どもが6歳になったとき、産みの母親から「子どもを返してほしい」と電話がかかってきます。
話の出だしとしては最高に引き付けられるのですが、これは何を描きたかったのかなと、ちょっと疑問に思いました。

映画の手法としては、風景描写が非常に多く、詩的なシーンがたくさん出てくるのですが、少し演出過多かなと感じました。
このドラマは、育ての親の視点、産みの親の視点の両方から描かれていますが、後者をもっと強く描いてもよかったように思います。

ラストシーンは設定がちょっと唐突ではないでしょうか。
そんな感想を抱きました。
登場する役者さんの一人一人がいい演技をしていたと思います。
観てよかったです。

文にあたる(牟田 都子)2022年08月16日 17時54分00秒

文にあたる
校閲のプロの方によるエッセイです。
楽しく読みました。
そうか、校閲さんは、こんなに誤植を恐れているのか。
ぼくの感覚では、誤植は筆者の責任であって、校閲さんのせいと思ったことは一度もありません。
校閲さんにはいつも感謝しています。

ぼくも14年間に14冊の本を書きましたので、いろいろな出版社と付き合ってきました。
講談社のように会社の中に校閲部がある出版社もあるし、社外に発注している出版社もあります。
その度にどこまで正確を期して校正してるかは、その人によってかなり違っているなという印象を受けます。

誤字脱字くらいしか直さない人もいますし、書かれた内容が事実がどうか精査してくれる人もいます。
書き手として一番やってはいけないことは、校閲さんに修正を任せることを前提に、甘い文章を書くことです。
校閲さんの手を煩わせない・・・というくらいの気持ちで文章を書きたいものです。
ま、実際は「赤」(実際は黒鉛筆)で一杯になるのですが。

おもしろかったです。本を作ることに興味がある人には、ぜひオススメします。