松田聖子の誕生(若松 宗雄) ― 2022年07月24日 15時19分00秒
筆者は、元CBSソニーのプロデューサー。
一本のカセットテープに収録された女子高生の歌声を聴いて、この子は絶対にスーパースターになると確信して、スカウトに乗り出します。
蒲池法子という少女は、ミスセブンティーンコンテストの九州大会で優勝しますが、東京での全国大会を辞退してしまいます。
父親が歌手になることを許さなかったからです。
筆者は福岡県久留米市に何度も足を運び、父親への説得を重ねます。
つまり松田聖子の誕生は一筋縄ではないかなかったのです。
それは所属事務所を決めるときも同様でした。
「この子は売れない」
周囲の反応はいいものではありませんでした。プロデューサーの若松さんは、自分の直感を信じて松田聖子を猛烈に売り込みます。
その熱意と松田聖子の才能が一つになり、次第に周囲を動かしていき、ようやくデビューに至ります。
『裸足の季節』ですね。
この本を読むと、スターは誕生するものではなく、作られるものだということが大変よく分かります。
本書のタイトルは『松田聖子の誕生』ですが、中身もその通りで、誕生するところでほぼ語り終わっています。
違う言い方をすると、父親を説得する場面が延々と続くという感じでした。
こういうまとめ方もあるのかと感じながら読みました。
しかしまあ、若松さんが執念をもって久留米に通わなければ松田聖子は誕生していなかったわけですから、人間の運命とか、芸能の歴史とかって、一人の人間の力で変わってしまうということを痛感しました。
松田さんのファンには堪らない1冊になっています。おススメです。
一本のカセットテープに収録された女子高生の歌声を聴いて、この子は絶対にスーパースターになると確信して、スカウトに乗り出します。
蒲池法子という少女は、ミスセブンティーンコンテストの九州大会で優勝しますが、東京での全国大会を辞退してしまいます。
父親が歌手になることを許さなかったからです。
筆者は福岡県久留米市に何度も足を運び、父親への説得を重ねます。
つまり松田聖子の誕生は一筋縄ではないかなかったのです。
それは所属事務所を決めるときも同様でした。
「この子は売れない」
周囲の反応はいいものではありませんでした。プロデューサーの若松さんは、自分の直感を信じて松田聖子を猛烈に売り込みます。
その熱意と松田聖子の才能が一つになり、次第に周囲を動かしていき、ようやくデビューに至ります。
『裸足の季節』ですね。
この本を読むと、スターは誕生するものではなく、作られるものだということが大変よく分かります。
本書のタイトルは『松田聖子の誕生』ですが、中身もその通りで、誕生するところでほぼ語り終わっています。
違う言い方をすると、父親を説得する場面が延々と続くという感じでした。
こういうまとめ方もあるのかと感じながら読みました。
しかしまあ、若松さんが執念をもって久留米に通わなければ松田聖子は誕生していなかったわけですから、人間の運命とか、芸能の歴史とかって、一人の人間の力で変わってしまうということを痛感しました。
松田さんのファンには堪らない1冊になっています。おススメです。
最近のコメント