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ゲンロン戦記-「知の観客」をつくる(東 浩紀)2022年06月25日 20時44分04秒

ゲンロン戦記-「知の観客」をつくる
少し前の本なんですが、興味を惹かれて読んでみました。
東 浩紀さんは、哲学者で批評家。
お名前はもちろん知っていますが、著作は読んだことがありません。
この本はアマゾンにレビューが500以上も付いていて、かなりのベストセラーだったのではないでしょうか。
読者は、やはり東さんのファンなのかな。
本書は、哲学の本ではなく、ゲンロンという会社を創業し、悪戦苦闘しながら今に至る10年の記録です。
ぼくも勤務医をやめて開業医になったので、「会社」を経営する苦労はまあまあ分かります。

ぼくも悪戦苦闘しましたが、運に恵まれて経営は最初から比較的順調だったので、「苦労した」と言ったら怒られてしまうかもしれません。
それでも踏んだり蹴ったりはいろいろあって、特にぼくの場合体が弱いので、病気でクリニックを急遽閉じたときには、本当にスタッフや患者さんに迷惑をかけました。

東さんは部下をどう使うかでだいぶ苦労したようです。細かいコメントはしませんが、優秀な部下は本当に宝物だと思います。
トラブルの連続には、ぼくも読んでいて切なくなってしまいました。
ともあれ、10年経ってゲンロンが安定した状態になったようで、それは本当によかったと思いました。
哲学って頭の中で考えるだけでなく、実践(=経営)する哲学もあるのだとよく分かりました。
東 浩紀さんのファンの方には必読の1冊ですね。
おススメします。

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