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決定版-HONZが選んだノンフィクション(成毛 眞 著, 編集)2021年07月15日 22時44分33秒

決定版-HONZが選んだノンフィクション
知っている人は知っている、知らない人は誰も知らない(当たり前か)書評サイトのHONZによる書評集です。
10年の間に書いた書評の中からベスト100を選んだそうです。
対象はすべてノンフィクション。したがってぼくが読んだ本もけっこう含まれていました。

さて、このベスト100を読むと、次のような特徴があります。
まず、翻訳本がかなり多いこと。ベストセラーに拘らず「掘り出し物」に光を当てていること。それでいて、テーマとしてはわりとスケール感のある本が多いことです。

書評を書くというのは大変難しく、ぼくも年に何度か仕事で書きますが、毎回迷いながら原稿を仕上げています。
内容紹介(あらすじ紹介)になってしまうのは最低。また宣伝惹句のように「詳しく知りたい人を本書で確認を!」というのも面白くない。
するとどう書けばいいのか非常に迷うわけです。

また書評には2つのスタイルがあって、1つはその本の魅力を「発見」するという形、もう1つは「いい点」と「悪い点」をしっかりと批評するという形です。
ぼくは自分のブログで短い書評を書くことが多いのですが、主に前者のスタイルをとっています。
つまらない本は、そもそも書評を書かない。
しかし最近は歳をとって、少し偉そうなことも書いていいかなと思って、「悪い点」を敢えて書くことがあります(特にベストセラーなど売れている本に対して)。

本書は何人もの書評の名手たちが、腕を競うように魅力的な文章を書いています。
あ、こんな書き方もあるんだなととても勉強になりました。
書評のスタイルにはもちろん個人差が見受けられますが、共通しているのはノンフィクションに対する深い愛です。
やっぱり愛が大事ですね。

この本を読んで、取り上げられている本に手を伸ばすもよし、この本自体を一種のノンフィクション作品として楽しむのもよし。
おススメしますので、楽しい時間を過ごしてください。

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