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認知症の新しい常識(緑 慎也)2021年03月07日 20時46分41秒

認知症の新しい常識
ぼくは両親を4年前に相次いで失くしました。二人とも晩年は認知症でした。
認知症はイヤな病気ですね。子どもの顔が分からなくなりますから、コミュニケーションが取れなくなります。
ぼくは、両親の死に対して大変大きな悔いを残しています。
さて、そういうことを言っているうちに、ぼくも今年で還暦を迎えます。
視力の衰えとか、脚力の衰えを日々感じていますが、それ以上に不安に感じるのは記憶力の減退です。
診療に影響を及ぼすということはないのですが、本棚を眺めていると「あれ? こんな本、読んだっけ?」とすっかり内容を忘れていることが多々あるのです。
そこで自分の書いたブログを探してみると、ちゃんと書評が書いてあって、びっくりするやら、情けない思いをするのです。

認知症の大半を占めるのはアルツハイマー病。
この病気に対して、今まさに薬が認可されるかどうかという段階に来ています。
それがアデュカヌマブという薬。この3月にも承認されるか否かが決まります。世界がその結果を注目しています。
承認されれば(効果ありと判定されれば)、画期的な新薬となりますし、却下されればアルツハイマー病の治療への道は大きく遠のくでしょう。

本書は、アデュカヌマブのことだけでなく、生活習慣から認知症になりにくい方法などを紹介してくれています。
若い人にはあまり身に迫った話ではないかもしれませんが、みなさんも読んでみてはいかがでしょうか?

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