アクセスカウンター
アクセスカウンター

兄の終い(村井 理子)2020年05月11日 00時29分42秒

兄の終い
不仲だった兄が急逝し、死後の始末をつけに行くドキュメントエッセイです。
日常の中の非日常を、平易な言葉で奥深く書いており、これは一級品の文章だと思いました。
作者は翻訳家でエッセイスト。
エッセイを書いてお金がもらえるなんて、文学者の中で最高のポジションにいる人ですよ。
羨ましいことこの上もないのですが、ぼくにはこういう文章は書けませんから、仕方ないでしょう。

カバーデザインを見て「これはもしや」と思ったら、やはり鈴木成一デザイン室でした。
トータルのパッケージで見ても、傑作に仕上がっています。
いつかはこういう本を書いてみたいな。