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中高年ひきこもり(斎藤 環)2020年04月05日 23時10分21秒

中高年ひきこもり
興味を持って読みました。
さすが第一人者の作品で学ぶことがたくさんありました。
ひきこもりを予防するには、予防策を講じないという発想を持つことが、最大の予防法になるという発想はとても深いものがあるなと感じます。
結局、ひきこもりは「普通」ではないので、「普通」ではないものを劣ったものと価値判断してしまうと、それは優生思想にすらつながっていくわけです。

この本には、ひきこもりだけに留まらず、普遍的な考え方も多数含まれているように感じました。
たとえば、人を説得するときに「不安を煽って、行動を変えさせよう」としてはいけないという言葉が印象的でした。
そうではなく、安心と安全を保証することで、その人を変えていくことが重要です。これは「甘やかし」とは別次元の話です。

幻冬舎新書って「あたり」が多いんですよね。良い作品でした。オススメします。

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