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ハーバードの日本人論 (佐藤 智恵)2019年07月28日 23時09分22秒

ハーバードの日本人論
ハーバード大学の先生たちが、「日本人とは何か」をそれぞれ自分の専門分野で語るという本です。
日本についてこれだけ詳しいアメリカ人が、こんなにたくさんいるということにまず驚きます。
逆に東大の先生方がこんなにアメリカに詳しいのか、門外漢のぼくにはまったく分かりません。

本書で語られる内容は、深く納得する部分も多数ありますが、それってどうよ? と疑問に思う部分もいくつかあります。
日本映画を観て学生が学ぶところから話が始まりますが、現代の日本人で、黒澤明の『用心棒』や原一男の『ゆきゆきて神軍』を観たことのある人などほとんどいないでしょう。
ま、あまり細かく言うと揚げ足取りになってしまいますね。

私たちの文化の根深いのところにある「世間体」については面白い解釈がありました。
江戸時代の武士は武士でありながら、全然闘わない存在でした。
すると、世間が自分をどう見ているか大変気になる。これが世間体の始まりであり、農民・町民に広がり、現在まで脈々と続いているという説です。
その通りかもしれませんね。

日本人の清掃好きを禅との関係で論じていました。これは大変納得する部分とそうでない部分があります。学校の放課後で清掃をするのは禅とは関係ありません。
サッカーW杯でゴミの片付けをするのも、もしや禅というよりも世間体(海外から見た)によるものかもしれません。
うちのクリニックの生け垣には、ゴミの投げ捨てでいつも大迷惑しています。
日本人はそんなに立派ではないと思います。
ただ、禅における「初心」の考え方は見事だと思いました。
初心とは空の心のことでどんなことでも受け入れることができる、でも、専門家は満足してしまうために次の学びへの心を閉ざしてしまうという指摘です。
本当にその通りですね。
医者の世界でもまったく同じで、教授クラスの医者は非常に頑迷で、自分の過ちを認めようとしません。謙虚に新しいものを受け入れようとする心に乏しいのも特徴です。

現在、ベストセラーです。
みなさんもぜひどうぞ。