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【現代語訳】呉秀三・樫田五郎 精神病者私宅監置の実況(金川 英雄)2019年07月15日 22時09分49秒

【現代語訳】呉秀三・樫田五郎 精神病者私宅監置の実況
明治末期から大正初期にかけて、東京帝大精神科教授の呉先生らが実地調査した私宅監置、いわゆる座敷牢の記録です。
なぜこういう法律ができたのか? それは明治政府が公立精神科病院を作らなかったからです。
そのため、精神病患者を公安目的で、自宅で監置させたのです。
呉先生はこのことを強烈に批判しています。
「この病を受けた不幸の他に、この国に生まれた不幸も二重に背負わされている」
座敷牢という表現はまだましな方で、中には動物小屋のようなところに閉じこめられている例も多数あります。
採光・換気・衛生にはまったく配慮されず、牢屋よりはるかにひどい状況があったようです。

戦後になりこの制度はなくなり、一転して日本では多数の精神科病院が作られ、患者はそこに入院していきます。
日本の精神科入院数は世界でも群を抜いており、今度はそのことが「この国に生まれた不幸」になっています。
なぜ、こうなってしまうのでしょうか。

ちなみにこの本とは関係ありませんが、昭和の時代まで、脳性マヒの患者も座敷牢に閉じこめられていたという話を、青い芝の会の人から聞いたことがあります。
座敷牢には、他害を加える精神障害者を監禁するという公安目的の他に、家族の恥を家族で抱え込むという考え方が底流にあったのかもしれません。

現在でも、三田市事件のように知的障害者を私宅監置する事件が報道されます。こうした現象は日本だけの文化なのでしょうか。もう少し勉強してみたいと思います。