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メディアは誰のものか――「本と新聞の大学」講義録 (集英社新書) 一色 清, 姜 尚中ほか2019年04月17日 17時44分16秒

メディアは誰のものか――「本と新聞の大学」講義録 (集英社新書) 一色 清, 姜 尚中ほか
これは大変いい本でした。
あまりベストセラーという感じではありませんが、こういう本こそ売れて欲しいですね。
メディアは誰のものか? 答えを言えば、私たちのものです。
それには理由が二つあって、一つは、メディアは権力者のものではない(はず・べき)ということ。もう一つは、ソーシャルメディアを使って私たちが情報を発信している時代になっているということです。
この本の中にはたくさんの論者が登場しますが、一色さんのジャーナリストとしての感覚に感銘を受けました。マスメディアに対してネットの世界から「マスゴミ」という悪罵があびせかけられることがあります。
一色さんはそうした言葉に感情的にならず、どうしてマスメディアが批判されるのかを冷静に分析しています。
その分析は、津田大介さんの分析にも共通しています。

ネット世論は、「非マイノリティ」の政治によって作られる。
非マイノリティとは、「普通の日本人」という多数派に属しながらも十分に満たされていないと感じている。
この人たちは、「在日コリアン」「障害者」「女性」といった「弱者」が何か権利を得ようとすると、自分たちは満たされていないのに、なぜこの連中はいい思いをするのだ!と腹を立てるわけです。
そしてマスメディアはそうした「弱者」の側に付きますから、非マイノリティから見れば、マスコミは敵なんです。つまりゴミですね。
一方、ネットメディアは(この世界は玉から石まで様々ですが)、言わば「本音」で主義主張をぶつけてくる。
すると、目からウロコが落ちたような錯覚に陥り、ここに真実があると思ってしまうのですね。

しかしこれはあくまでもネット世論の出来方を説明しているのであって、日本人がみんな新聞よりもネットニュースを信じているということではありません。
それは世論調査ではっきりと現れています。日本人が最も信頼しているのは、NHKと新聞です。
ヤフーニュースなどにつくコメントは、相当、日本人の一般的な意見と乖離しているように見えますが、彼らは彼女らは、ネトウヨというよりも、非マイノリティなんでしょうね。
右翼というほど、思想的に成熟している訳ではありません。

いずれにしてもこの本は、ジャーナリズムとはなにか? メディアとは何かを考え、思考を整理するのに大変すぐれた1冊です。
読売新聞の書評欄には絶対に載らないでしょう。
オススメの作品です。

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