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父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。 (ヤニス・バルファキス)2019年03月26日 22時14分34秒

父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。
「父が娘に語る」という形式は大変素晴らしいと思いました。
(ただ、同じような形式の本はほかにもたくさんあると、のちに知りました)
難しいことをいかに分かりやすく伝えるかというのは、本を書く上での永遠のテーマです。
なるほど、親が我が子に説明するように書けばいいのですね。
ぼくもいつか真似してみよう。
ただ、そうは言っても、この本を小学生や中学生が理解できるとはとても思えません。
出だしは、「余剰」という概念を説明しつつ経済の成り立ちを紐解いていきますが、当然だんだん難しい話になっていきます。
最初は、娘に語っていたのに、いつの間にか、読者に向かって語っていた感じです。
いずれにしても、経済に関して興味がある、もしくは、基礎知識がある人が読まないと、この本を堪能することはできないのではないでしょうか?

欠点は、ちょっとタイトルが長すぎることかな(笑)。
「父が娘に語る経済の話」で十分だったと思います。
現在、ベストセラーです。
この分野に興味のある人は、ぜひ、どうぞ。オススメです!

発達障害からうつ病(毎日新聞・2019年3月26日)2019年03月26日 23時25分02秒

20歳以上の発達障害者を対象に毎日新聞が実施したアンケートで、回答した4割超が「うつ病を発症している」と明らかにした。

厚生労働省によると、大人の発達障害と併存症に関する全国調査はなく、実態は分かっていない。専門家は「障害の特性が理解されないことで、いじめや虐待の被害に遭い、生きにくさが増している」と指摘している。

1~2月、毎日新聞が「発達障害当事者協会」(東京都新宿区、新(しん)孝彦代表)を通じ、障害者の支援などに関わる62団体に依頼。インターネットでも受け付け、全国の20~70代以上の計1072人(男性482人、女性564人、その他・無回答26人)から回答を得た。

その結果、発達障害の診断を受けた862人のうち、うつ病と診断された人は393人(45.5%)だった。対人緊張が強い社交不安症やパニック症などは24.8%▽ストレスなどから体の不調が表れる自律神経失調症は24.7%――で、日常生活でストレスにさらされていることがうかがえる。

また、これまでの体験を聞いたところ、学校でいじめられた経験がある人は71.8%▽職場でのいじめ経験は45.4%▽親や周囲からの虐待は33%▽半年以上の引きこもりは27.4%▽年間30日以上の不登校は23.2%――だった。

 国内では2005年4月に発達障害者支援法が施行され、子どもに対する支援は進んでいるが、発達障害が知られていない時代に育った大人の中には、特性を「問題行動」として扱われてきた人もいる。

 昭和大付属烏山病院(東京都世田谷区)の岩波明医師は「うつや統合失調症などの治療を続けても改善しない人の背景に発達障害がある、という事例は一般的に認識されていない。適切な治療を進めるためにも、併存症が多い実態を知ることが重要だ」と話している。