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ふたつの日本 「移民国家」の建前と現実 (講談社現代新書) 望月 優大2019年03月24日 20時59分44秒

ふたつの日本 「移民国家」の建前と現実
タイトルの意味は、日本には日本人と外国人が住んでいるということです。あるいは、表向きの日本と、真の日本という意味でしょう。
日本は建前上「移民政策」をとっていません。
しかしこれはまさに建前であって、日本人は減り続け、外国人は増え続けています。
永住権を持っている外国人は100万人を超えています。
首相が何と言おうと、日本はすでに「移民国家」なのです。
そしてこれは自然にこうなったとか、やむを得ずこうなった・・・というのではなく、日本がこういう道を選んだということを私たちは知っておくべきです。

現在、引っ越しのシーズンですが、引っ越し難民があふれていることは、みなさん、ご存じでしょう。
また宅配便の「再配達」問題もクローズアップされていますね。
要するに日本は完全に労働力不足なんです。
首相が「一億総活躍」とか言っていますが、これは、老人も働かないと、産業が回っていかないし、高齢者の生活も成り立たない訳です。

深夜のコンビニで働くのも外国人だし、コンビニのためにお握りを工場で作るのも外国人です。
永住外国人がどんどん増えて、この方たちがやがて高齢化した時にどう遇するのか、しっかりと考えておく必要があるでしょう。

政治をやる人は、権力を握ることだけを考えるのではなく、日本の未来図を今から描いておいて頂きたいですね。