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いのちは輝く〜障害・病気と生きる子どもたち(34)2019年01月10日 10時36分11秒

曲がり角に来ている新型出生前診断について書きました。
第34回連載記事です。

https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20181214-OYTET50033/?catname=column_inochihakagayaku&fbclid=IwAR0Gl-Rd_g32UdRNRJTYoCsImbR9M2ff36gX6Xak5MNCGIps9LkDJyQRNIk

あと6回でこの連載も終了です。最後までよろしくお付き合いください。

自殺会議(末井昭)2019年01月12日 17時00分13秒

自殺会議 末井昭
これは大変面白い作品でした。
たしか前作の「自殺」では講談社エッセイ賞を取ったと記憶していますが、こちらも傑作です。
文学が描く究極が生と死とすると、自殺というのはその両者を一瞬でスイッチの切り替えをしてしまうものです。
純文学でもノンフィクションでも、自殺という問題を突き詰めていけば、何か人間という生き物の本質が浮かび上がってくるような気がします。
本作品の中では原一男さんとの対談が最も深くて考えさせられました。

ただ、この本が傑作ということを前提に敢えて言えば、A町と海部町の探訪記は思い切って割愛した方が本の出来栄えが上がったのではないでしょうか?
この文章自体はとても面白いのですが、やはり末井さんが自殺を巡って対談をくり返す方が良かったと思います。

そういう意味では、岩崎航さんとの対談も、内容が自死と少し逸れていた印象があります。
岩崎さんのことは、BuzzFeed News にたびたび登場するので、少しは知識がありましたが、この本を読んで大変理解が深まりました。それは非常に良かったのですが、やはり、重い病気を患っているひとに、自殺に関して対談を続けるというのは無理があるのかもしれませんね。

ぼくは10代の頃、田宮虎彦の「足摺岬」を読んで、自殺というものに怖れと同時に何か甘美な魅力みたいなものを感じ、少し頭から離れなくなった時期がありました。
青春とは、生きることと同時に死ぬことみたいな感覚に囚われました。
こうした人の心の動きはこれからも文学の魅力的なテーマになり続けるのでしょう。
非常に高く評価できる1冊だと思います。

西日本新聞に書評2019年01月19日 13時46分02秒

西日本新聞に、拙著「発達障害に生まれて 自閉症児と母の17年」の書評が掲載されました。
本が出版されて4カ月を過ぎた時期の書評ですので、とてもうれしく思います。

https://www.nishinippon.co.jp/nlp/reading_guide/article/480174/?fbclid=IwAR3x8rG7P3KmaXkDsDwNTtBjbPYKF_2Q3ZXnh9CR_7Lpi6c2r-p8Q1zHICc

本の核心を的確に表現して頂き、ひたすら感謝、感謝です。
みんさんもぜひ、読んでみてください。

いのちは輝く〜障害・病気と生きる子どもたち(35)2019年01月24日 08時57分30秒

「いのちは輝く」連載第35回を書きました。

https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20181228-OYTET50008/

障害のある胎児を中絶することについてです。よかったら読んでみてください。

拗ね者たらん 本田靖春 人と作品(後藤 正治)2019年01月27日 21時03分53秒

拗ね者たらん 本田靖春 人と作品
タイトル通り、本田さんの人と作品を論じた評論集です。
本田さんと言えば、読売新聞が生んだ最高の記者です。読売退社後にも傑作ノンフィクションをいくつも書いています。
どれを読んでも面白いのですが、まだ未体験という読者の方には「誘拐」を勧めておきましょう。

その本田さんを、これまたノンフィクションの巨匠・後藤さんが論じたのですから、面白くない訳ありません。
こうやって本田さんと後藤さんが文章で並んでみると、二人には共通点があることが分かりました。
それは詩情です。
ノンフィクションには「形容詞」は不要です。佐野真一さんも言っていたし、この本の中でもそういう記述が出てきます。
しかし文章に詩情は必要です。
文から飾りをすべて除いていって、最後に残るのは、主語と述語と詩ではないでしょうか?

この本は一気に読むべき類の本ではないでしょう。
書斎の机に乗せておいて、時間を見つけて少しずつ読んでいくと良い時間が過ごせると思います。
間違いなく傑作です。

安倍官邸vs.NHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由(相澤 冬樹)2019年01月27日 21時25分10秒

安倍官邸vs.NHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由
現在、ベストセラーです。
この本に書いていることは、その通りなのでしょうし、大変重要なことが書かれています。
だから売れているのでしょう。
しかし、ノンフィクションだって文学ですから、ルポルタージュ文学としてもう少し磨き上げた表現が欲しかったような気がします。
暴露物は、ともすれば私怨を晴らす告発になるので、それは十分に考え抜いた方が良いかもしれません。
タイトルはちょっとプロレス風で、もっと文学の味わいのある表現の方が相応しいと感じました。
政治と報道のあり方の興味のある方にオススメです。

小児科医のぼくが伝えたい 最高の子育て(高橋孝雄)2019年01月27日 21時38分22秒

小児科医のぼくが伝えたい 最高の子育て
小児科医が書いた子育て本です。発売以来ずっとベストセラーです。
Amazonの評価も非常に高いし、興味を惹かれて読んでみました。

書かれていることは、まあ、その通りなのだと思います。
(ただし、とんびは鷹を生まない、というのはちょと遺伝学的に正しくないと思います)
この本は、子育てに役立つと言うよりも、メディカル・エッセイとして読むと面白いのではないでしょうか?
これだけ売れているということは多くの読者の琴線に触れたのでしょう。

ぼくも子育て論を書いてみようかな。え? 誰も読みたくない?
ま、そうかもしれませんね。

胎児のはなし(最相葉月, 増﨑英明)2019年01月29日 23時35分56秒

胎児のはなし(最相葉月, 増﨑英明)
あまりの面白さに1日で読んでしまいました。
ぼくは小児外科医なので、産科の先生のお名前は余り存じ上げません。
増﨑(ますざき)先生のお名前も初めて聞くのですが、ああ、こんな博識な先生がいてユーモアのセンスも抜群ですから、医局員は楽しかったろうなと想像します。
さすがにぼくも胎児のことは少々知っていますし、出生前診断や生殖補助医療について全然無知ではありません。
だけど、増﨑先生の知識はぼくとは桁違いで、驚くこと多々、面白くて惹き付けられること続々でした。

産科の先生は、我々小児外科医や新生児科医と違って、母体を何よりも重要に考えますから、胎児に対する興味とか関心とか愛情って、小児医療をやる者にはかなわないのでは? と時々思うのですが、増﨑先生はそういう人ではまったくありませんでした。
胎児の魅力に取り憑かれてしまったのでしょう。
しかしながら、婦人科(子宮がんなどの手術)もやり、生殖医療もやり、胎児学だけに勉強を集中したわけではないのは、素晴らしいなと感じました。
(一般的には、産婦人科の先生は、産科をやるか、婦人科をやるかに分かれます)

先生の話は時々「脱線」するのですが、それがまた面白い。博識なんですね。教養が溢れて来ます。
ぼくなんか「医者バカ」ですから、こういうことは言えないですね。
「役に立たない」本を目指したそうですが、本当にその通りですね(笑)。もちろん誉め言葉です。

さて、この本を読みながら、アマチュアライターの端くれとして、ぼくはどうしても最相さんの立場で会話に参加してしまいます。
はっきり言って、ぼくにはここまで先生から話を聞き出すことはできません。
さすが、多数のノンフィクションを書いてきて、科学モノにも強い最相さんです。
質問のレベルが高いんですが、同時にそれをひけらかさないんですね。
肩の力を抜いて上手に話を転がしている。真似しようと思っても、とてもできません。

胎児のはなしを語り合うには絶妙の二人だったのではないでしょうか?
良い風味が混じり合って、豊かな本ができあがりましたね。
オススメです!