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真説・佐山サトル タイガーマスクと呼ばれた男(田崎 健太)2018年09月04日 23時17分06秒

真説・佐山サトル タイガーマスクと呼ばれた男(田崎 健太)
ものすごくたくさん取材して書き上げた作品だと思います。
ノンフィクションとしては大変クオリティーが高いと言えるでしょう。
佐山サトルは、プロレスラー・タイガーマスクの頃から真の格闘技をやりたかった。結局自分自身が格闘者になることはできなかったのですが、修斗という格闘技を立ち上げます。
ですから本書の最大の読ませどころは修斗の部分ということになります。

ところが、大変申し訳ないのですが、ここの部分を面白く読むことができない。次から次にいろいろな格闘家が出てくるのですが、一般的にはまったく知られていない人ばかりです。
だから読書が映像にならないのです。
修斗に詳しい人が読めばきっと楽しめると思うのですが、ぼくには無理でした。
佐山サトルを描くのであれば修斗を書く以外に道はないのですが、それをどう表現するかは相当難しい問題だったと思います。