アクセスカウンター
アクセスカウンター

150冊執筆売れっ子ライターのもう恥をかかない文章術 (神山 典士)2018年07月29日 16時18分03秒

150冊執筆売れっ子ライターのもう恥をかかない文章術
神山さんの文章術です。
これまでに150冊の本を書いてきた作家さんですから、主張に説得力があります。
ああ、なるほどこういう風にして文章を組み立てているのだなと大変クリアにわかります。

元々ぼくは文章術を述べた本を読むのが大好きで、例を挙げていけばきりがありません。
その中で最も影響を受けたのは、本多勝一さんの「日本語の作文技術」と三上章さんの「象は鼻が長い」です。
文章が本当にうまいなといつも感心しているのは読売の竹内政明さん。その竹内さんが書いた「書く力」も大変面白かった。

岩淵悦太郎さんには「悪文」という歴史的名著がありますが、ぼくもああいう本を書いてみたい。
悪い文章を読めば、良い文章が見えてくるので、文章術としては悪文から攻めるのは有効だと思います。
いつかそういうチャンスがあればいいですね。

ぼくの書いた本は数冊に過ぎませんが、医学論文(英語・日本語)や学会発表(英語・日本語)をすべて足すと140回くらいになります。そのつど、文章を組み立てて、みんなに分かってもらえるように努力した訳ですから、自分なりの「訴える力・分かってもらう力」はあると思っています。

さて、医学論文でも、一般の本でも一番重要なのは「前書き」です。つまりこの本(論文)がいかに面白く大切な内容が含まれているかを読者にアピールするのですね。前書きがいい本は内容もいいと思って間違いありません。
山中教授の Cell に載った iPS 細胞の最初の論文もそうです。

本書もその例に漏れず、前書きが大変魅力的に書かれていて、非常に強く惹き付けられます。うまいですよね。こういう文書を読むとさすがプロだと思います。ちょっと真似できませんね。
みなさんもぜひどうぞ。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック