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講談社ノンフィクション大賞候補作2018年06月09日 22時59分03秒

講談社ノンフィクション大賞候補作
デリヘルドライバー(東良美季)はちょっと前に読んだ本です。
ドライバーにフォーカスを当てるというのは大変すぐれた着想です。そしてこの著者は非常に文章がうまいと思います。
ここまで書ける人はそうはいないでしょう。
しかしながら、内容はちょっと・・・。面白いことは面白いのですが、性風俗やヤクザの世界を描いていますので、書評はやめておきましょう。

さて、この本が今年の講談社ノンフィクション大賞候補作に入っていました。
講談社の編集部は実によく目配りしていると感心しました。
(ぼくがこの本を知ったのは、Amazonで推されたから)
この本のほかに4冊が最終候補作になっています。

恒例にしたがってぼくの予測を書きましょう。
受賞するのは、
高梨ゆき子さんの「大学病院の奈落」と
旗手啓介さんの「告白 あるPKO隊員の死・23年目の真実」
だと思います。
時点に来るのは、
横田増生さんの「ユニクロ潜入1年」
という感じでしょう。
ただ、「大学病院の奈落」と「告白」は共に講談社の本なので、政治力みたいなものが働いてW受賞はないかも・・・とか考えます。
しかし作品のクオリティーはこの2つが最高位です。
いずれにしても今年の候補作は傑作揃いで、編集部は良い本を選んだと思います。