アクセスカウンター
アクセスカウンター

たたかうきみのうたⅡ いつか、未来へ(宮本 和俊)2018年06月05日 22時42分38秒

たたかうきみのうたⅡ いつか、未来へ
「たたかうきみのうた」の続編です。
本作も前著と同様に宮本先生のお人柄が文章に滲み出ています。
基本はメディカルエッセイですが、今回はその周辺のことにも筆を広げている印象があります。

それにしても先生は本当によく患者さんのことを憶えていますね。
それも手術数が僕などより全然多いのに。
僕は自分でも不思議なのですが、記憶にものすごい濃淡があって、何を喋ったか一字一句憶えている子と、その正反対の子がいるんですよね。
おそらく、先生は自分で手術して自分で術後経過を長年にわたって(ある意味ひとりで)診ていたから記憶が鮮明なのでしょう。

エッセイを出版できるというのは、本当に羨ましいです。
僕の夢は、医者をやめたあと(8年後に引退予定)、新聞か雑誌にエッセイの連載を持って、月に10万円の生活費を得ることです。
ま、ほぼ100%不可能ですが、老後の夢として大事に取っておきましょう。

今回の本も装幀が大変きれいでした。ハードカバーで栞付きで、作家にとっては堪らなく愛おしい作品でしょう。
ぜひ多くの人に手に取ってもらいたいですね。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック