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日本軍兵士―アジア・太平洋戦争の現実 (中公新書) 吉田 裕2018年06月02日 23時01分05秒

日本軍兵士―アジア・太平洋戦争の現実
先の大戦で300万人を超える日本人犠牲者を出しました。
この人たちの尊い犠牲の上に今日の日本の繁栄があります。
英霊たちに心から感謝の念を持ちましょう。
などと言いますが、そんなことはまったくありません。現在の繁栄(もうすでに陰っていますが)があるのは、アメリカが民主主義を植え付けてくれたためと、団塊の世代の人たちが勤勉に働いたからです。
アジア・太平洋戦争で亡くなっていった兵士たちは、本当に悲惨だったとしか言いようがありません。
天皇の軍隊の実像がこの本で描かれています。これだけ大量の死者を出して、最高責任者は本当に責任を取ったのでしょうか?
戦争の愚劣さは、どちらか一方が必ず負けることにあります。そしていったん始めた戦争は容易にはやめられないことにあります。
こういう本は長く読み続けられて欲しいです。オススメです。