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火星の人類学者―脳神経科医と7人の奇妙な患者(オリヴァー サックス)2018年03月27日 22時40分58秒

火星の人類学者―脳神経科医と7人の奇妙な患者
以前に読んだ本ですが、書庫から取り出して再読しました。
短編集です。

もっとも興味深いのは、トゥレット症候群の外科医と、自閉症の動物学者です。
後者の動物学者は、テンプル・グランディンという女性で、関係者の間ではよく名前を知られた人です。
彼女は、知的障害のない自閉症です。つまりアスペルガー症候群です。
しかし幼少期のその症状は極めて重く、その状態から動物学者になるまで、よく発育・成長したものだと感動すら覚えます。
彼女は自伝も書いており、自閉症に特有な症状が、自分の視点で語るとどう解釈できるかを描いています。
自閉症に関する本を読むと、必ず「自閉症は増えているか?」という議論が出てきます。
実数に関しては不明な部分もありますが、そう診断されているお子さんは間違いなく増えているでしょう。
この子たちを理解するためにも、「火星の人類学者」は参考になります。

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