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"蒙古の怪人" キラー・カーン自伝(キラー・カーン)2017年09月24日 21時45分09秒

"蒙古の怪人" キラー・カーン自伝
いや、実に面白い本でした。あっと言う間に読んでしまった。
もちろんこの本は本人が書いたものではないでしょう。
しかし、キラーカーンが「口述」したことは間違いありません。
その「口述」が大変よかった訳です。
相撲の世界からプロレス入りし、前座レスラーから全米のメインエベンターにまで登り詰めるまでの人生が語られています。
そこには驕りはなく、プロレスとは「人間性」が何より重要であると述べられています。
従ってキラーカーンがプロレスを引退した理由も、同僚の「人間性」に嫌気がさしたから。
カーンがレスラーの巧さを論じるときに必ず持ち出すのが、相手の技をちゃんと受ける(痛いことをアピールする)か否かです。
そういう意味で、馬場・猪木・アンドレは一流で、長州・鶴田は評価できないとなるのですね。
確かに、真剣勝負ではないプロレスにおいて自分の強さだけをアピールするレスラーは人間的に立派とは言えないでしょう。
キラーカーンは若い頃の自分を神経質だったとくり返し述べていますが、そういう繊細さはリング上から見て取れました。
優しい人だったのだと思います。
現在は新大久保で「居酒屋カンちゃん」を経営しています。
一度呑みに行こうかな。

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