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人口減少時代の土地問題 - 「所有者不明化」と相続、空き家、制度のゆくえ (中公新書) 吉原 祥子2017年07月30日 22時35分31秒

人口減少時代の土地問題
タイトルと、帯の宣伝惹句はとても刺激的で面白そうだったのですが、中味はさすがに中公新書だけあって専門性の高いものでした。
超高齢化・超少子化・超人口減少化は日本という国家にとって「今そこにある危機」です。
日本という国土から人が消えていき、所有者の分からない土地がどんどん増えていくのでしょう。
あるいは、数千万の規模で外国から移民が押し寄せ、山林や田畑は外国人にどんどん買い取られてしまうのかもしれません。
いずれにしても危急存亡の秋と言えるでしょう。
これだけ大きな政治課題がありながら、憲法9条に自衛隊の存在を加えることに血道を上げるなんて、今の政権のトンチンカンぶりには呆れるしかありません。
本書を読んでも、土地問題の解決はちょっと容易ではないという印象を受けました。