アクセスカウンター
アクセスカウンター

僕はまだ がんばれる-不治の病 1型糖尿病患者、大村詠一の挑戦(大村詠一)2017年07月05日 21時56分35秒

僕はまだ がんばれる
1型糖尿病の体験記(闘病記)です。
大変珍しい病気で、10万人に2人くらいの頻度です。
ところが不思議なことに、僕は開業して10年の間に2人の患者に出会っています。

治療に関してはとても専門性が高いので、僕にできることは診断をつけることだけ。
あとは専門の先生にお願いしています。

この病気は、現時点では不治の病です。
しかしながら、血糖測定とインスリン投与で普通の生活を送ることができます。
結婚もできるし、出産も可能です。
ただ、油断を(医者や患者本人が)すると、命取りになりかねないとも言えます。
大変難しい病気であることは間違いないでしょう。

それ以上にこの病気の難しい点は、世間の偏見ではないでしょうか?
1型と2型の違いがわかる人なんて普通はいませんよね。
仕方がない面はあるにしても、子どもが偏見の中で生きていくのはかなりしんどいと思います。
啓蒙活動が重要なのですが、患者数が少なすぎてそういった活動が広がらないところがまた困難に拍車をかけていますね。

もし、学校の中に1型糖尿病の子がいるならば、教師の役割はとても重要です。病気の子が心穏やかに毎日を過ごせるかどうかは、教師の理解と啓発活動にかかっている言えるでしょう。