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フィリピンパブ嬢の社会学 (新潮新書) 中島 弘象2017年04月19日 21時34分43秒

フィリピンパブ嬢の社会学
いや、これは面白かったです。
日本〜フィリピンの国際関係を研究する大学院生が、フィリピンパブに通ううちにパブ嬢を好きになってしまい、結婚するまでの話です。
この本の最大の驚きは、フィリピンから日本にやってくるホステス嬢は、ビザを取得するために偽装結婚をしているという事実です。
偽装結婚などという大それたことは個人の力では当然できません。
暴力団組織が間に入るのですね。

パブ嬢はもちろん搾取されますが、フィリピンという貧しい国からすると、ほんの数万円の仕送りが大金になるわけです。

筆者はパブ嬢と交際するにあたり、ヤクザとも対決する羽目になりますし、結婚してからはフィリピンの実家から大金を毟り取られます。
本当にこの先、この二人は幸福にやっていけるのかなと、僕なんかが心配することではありませんが、気になってしまいます。

本書のタイトルは、筆者が付けたのか編集部が付けたのか知りませんが、もっとくだらないタイトルの方が良かったと思います。
社会学、、、なんてちょっと堅すぎるのではないでしょうか?
ですが、現在、この本はかなり売れているようです。
ま、本というプロダクツで一番重要なのは、やはり「面白い」ということに尽きますね。
オススメです。

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