死刑のための殺人: 土浦連続通り魔事件・死刑囚の記録 (新潮文庫) 読売新聞水戸支局取材班 ― 2017年01月22日 17時14分42秒
強烈な1冊でした。
死にたいけど、自殺は失敗するかもしれないし痛いから、死刑になりたい。
死刑になるためには、複数の人間を殺せばいい。
こうして通り魔殺人を犯した死刑囚の記録です。
犯人は人格障害と診断されますが、それはそうでしょう。
しかし、それって責任能力の問えない精神障害とどう違うのか、よくわかりません。
相模原事件の犯人も人格障害なのでしょうか?
だけど、人格障害ということだけで、19人もの人間を殺すのでしょうか?
人格の形作りには、生まれ持った遺伝子の影響も強いのですが、親の教育もかなり影響します。
この犯人の家族は、こころのつながりが断ち切られていたように見えます。
そうした経緯で人格にゆがみが出たのでしょう。
だけどそれが、病気なのか、個性なのか、大変判断が難しい。
この通り魔事件は、秋葉原無差別殺傷事件にも強い影響を及ぼすことになります。
死にたいけど、自殺は失敗するかもしれないし痛いから、死刑になりたい。
死刑になるためには、複数の人間を殺せばいい。
こうして通り魔殺人を犯した死刑囚の記録です。
犯人は人格障害と診断されますが、それはそうでしょう。
しかし、それって責任能力の問えない精神障害とどう違うのか、よくわかりません。
相模原事件の犯人も人格障害なのでしょうか?
だけど、人格障害ということだけで、19人もの人間を殺すのでしょうか?
人格の形作りには、生まれ持った遺伝子の影響も強いのですが、親の教育もかなり影響します。
この犯人の家族は、こころのつながりが断ち切られていたように見えます。
そうした経緯で人格にゆがみが出たのでしょう。
だけどそれが、病気なのか、個性なのか、大変判断が難しい。
この通り魔事件は、秋葉原無差別殺傷事件にも強い影響を及ぼすことになります。
問題は英国ではない、EUなのだ 21世紀の新・国家論 (文春新書) エマニュエル・トッド ― 2017年01月22日 17時40分49秒
ちょっと難しい部分もありましたが、感心しながら読みました。
ぼくのような技術屋には、政治経済は縁遠い話ですが、自分たちが立っている基盤を理解しないと、その上に築かれたものは何も理解できないですよね。
そういう意味で勉強になりました。
ぼくのような技術屋には、政治経済は縁遠い話ですが、自分たちが立っている基盤を理解しないと、その上に築かれたものは何も理解できないですよね。
そういう意味で勉強になりました。
秋葉原事件 加藤智大の軌跡 (朝日文庫) 中島岳志 ― 2017年01月22日 20時40分35秒
副題にあるように、犯罪に至るまでの軌跡が描かれています。
著者は、中島岳志さん。
中島さんの本を読むのはこれが初めてですが、文章のうまさに驚きました。
犯行の動機が、ネットの掲示板で誰からも相手にされなくなって絶望したこととは、本当に驚きました。
犯人の育ちには大きな問題がありますが、原因はそれだけではないでしょう。
何度も正社員になっていますから、社会との接点が無かった訳でもない。
言葉というコミニュケーションの道具を通じて、人と結び付くという努力を簡単に投げ捨ててしまう人なんですね。
その根気の無さが犯罪の大本にあるように感じます。
7人もの命を奪って、いったい何の意味があったのでしょうか?
著者は、中島岳志さん。
中島さんの本を読むのはこれが初めてですが、文章のうまさに驚きました。
犯行の動機が、ネットの掲示板で誰からも相手にされなくなって絶望したこととは、本当に驚きました。
犯人の育ちには大きな問題がありますが、原因はそれだけではないでしょう。
何度も正社員になっていますから、社会との接点が無かった訳でもない。
言葉というコミニュケーションの道具を通じて、人と結び付くという努力を簡単に投げ捨ててしまう人なんですね。
その根気の無さが犯罪の大本にあるように感じます。
7人もの命を奪って、いったい何の意味があったのでしょうか?
ワクチンは怖くない (光文社新書) 岩田 健太郎 ― 2017年01月22日 23時31分29秒
ワクチンの一般的な解説というよりも、ワクチンに対して無理解な行政やジャーナリズムに対する強烈な批判の書です。
ハイライトは第1章。子宮頸がんワクチンです。
このワクチンによる副反応にはまだわからないことがあります。
ところが一部の医者や多くのメディアは、「薬害」のように扱っています。著者の岩田先生は、批判精神を書いた大手メディアを鋭く批判しています。とても大事な指摘だと思います。
ハイライトは第1章。子宮頸がんワクチンです。
このワクチンによる副反応にはまだわからないことがあります。
ところが一部の医者や多くのメディアは、「薬害」のように扱っています。著者の岩田先生は、批判精神を書いた大手メディアを鋭く批判しています。とても大事な指摘だと思います。
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