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絵本作家になりたくて (ぐーたらブー子の奮闘記) 有田奈央, 麻生夕貴2016年10月31日 21時48分10秒

絵本作家になりたくて (ぐーたらブー子の奮闘記)
出版社に原稿を持ち込むという話はよく聞きますが、それって作り話だと思っていました。
しかしこの本を読むと、絵本の下絵を持ち込むって本当なんですね。
いや、驚きました。
どんな世界でも同じだと思いますが、自分の好きなことをやって収入を得るというのは実に大変です。
絵本作家になりたければ、こうやって根性を出して売り込む必要があるのですね。
感心しました。

ま、そう言えば、ぼくのデビュー作だって「持ち込み」みたいなものです。
友人が講談社さんとの橋渡しをしてくれたのですが、講談社が書いて欲しいと言ってきたのは「小児科実用本」です。
ぼくはその企画を断って、大学病院時代の闘病記を書かせて欲しいと言った訳です。
あんな無鉄砲がよく通用したものです。
講談社さんは、どこの馬の骨ともわからない開業医によく本を書かせたものだと驚きます。

ですがやはりチャンスは自分で掴むものです。本当にそう思います。
夢みたいなことを頭の中で思い描いていても、それだけでは絶対に実現しません。
握ったら放してはいけない。
人生でそういう機会はそう何度もないでしょう。
世界を変えるには、自分にはそれができると信じる必要があります。

ぼくも還暦までまだまだ時間がありますので、チャンスがあったら握って放さないようにするつもりです。