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「ハンセン病 重監房の記録」 (集英社新書)宮坂 道夫2014年03月26日 18時02分49秒

ハンセン病 重監房の記録
裁判で国が裁かれた訳ですから、国に責任があったという言い方もできるでしょう。
しかし最も責任が重いのは「医者」だと思います。
ハンセン病の治療を行うのは「内科医」。
日本内科学会はいったい何をやっていたんでしょうか?

人が偏見から抜け出すためには勉強が必要です。
だけど人って「試験」がないとなかなか勉強しないんですね。
ハンセン病の歴史を、大学医学部は医学生にきちんと教育して、良い医療をおこなうことこそが最高に倫理的であること理解させることが重要です。

和田心臓移植とハンセン病の隔離政策は、我が国の医学史上、最大の汚点です。
こういうことを教えない医学教育なんてまったくナンセンスでしょう。
ま、教えられる医者がそもそもいないか。