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「じつは私、摂食障害の子をもつ母親なんです」 石原 朱理2014年03月01日 16時43分26秒

じつは私、摂食障害の子をもつ母親なんです
大変貴重なレポートです。
摂食障害とは自己を嫌いになる病気であり、その原因は、「親からの条件付きの愛情」。
この条件が子どもに圧力をかけるんですね。

子どもは自分を否定しますから、それは同時に家族・家庭を否定する。
結果として家庭は崩れる。
崩れた家庭を再生させる仕事を医師が負うのであれば、それは相当困難な道のりだと思います。

摂食障害を乗り越えるためには、子どもが自分を承認しなければならない。
承認して乗り越える。これってぼくが「運命の子 トリソミー」で書いたことですね。

「食べない心と吐く心を越えて」(有元ゆかり)という本を読むと、摂食障害の子どもたちが障害児と触れ合う場面があるんです。
きっと何か共通している部分があるのでしょう。

貴重な本を読ませて頂き、有り難うございました。

「セラピスト」最相 葉月2014年03月02日 15時57分14秒

セラピスト 最相 葉月
現在ベストセラー中です。
読了しました。

多くの書評で絶賛されまくっています。ぼくが付け加えることは何も無いでしょう。
やはり人間は良い本に出会って、良い経験をして、良い知識を増やさないと、人として成熟しないし、自分の思考を深めることもできないでしょう。

しかしこういう本は一体どうやって書くのか?
取材や資料の読み込みなど、莫大な作業でしょうね。
とても真似できないのは当然としても、自分も死ぬまでに何か「これを残した」と言える本を書いてみたいな。

超・力作です。才能がある人がうらやましい。

工藤美代子さんインタビュー・最終回2014年03月03日 21時50分32秒

工藤美代子さんインタビュー・最終回
http://g2.kodansha.co.jp/279/280/30869/30870.html

インタビュー最終回がアップされました。
ぜひご覧下さい。

講談社刊の「うつ病放浪記」、ぜひお買い求め下さい。
http://www.amazon.co.jp/dp/4062184729

これまで7人の作家さんにインタビューしましたが、どの方も大変魅力的でした。
工藤さんを含めて一流の作家さんの弁舌は本当に芸術的だと感じました。

カッコーの巣の上で (DVD)2014年03月04日 22時06分17秒

カッコーの巣の上で (DVD)
1975年の映画ですから、公開当時ぼくは14歳だった。
アカデミー賞主要5部門を独占し大変話題になったものです。
中学3年生だった松永少年は映画館へ足を運ぶか相当迷いましたが、結局は見にいかなかった。
精神病院という設定には興味を持ったけど、そこから抜け出すというテーマが何か現実感に乏しいと思ったのでした。
そしてその頃は、ジャック・ニコルソンという俳優の魅力に気づいていませんでした。
いやむしろ不格好な俳優と思ってしまった。
ま、子どもだった訳です。

で、今回DVDが目に止まったので視聴しました。
なるほど確かに優れた映画だと思いましたが、精神病院に入院している患者さんが余りにもまともなので、ちょっと鼻白む部分がありました。
ジャック・ニコルソンが精神病院へ送られて来た理由もちょっと弱いと思いました。

管理する医療側と管理される患者側の対立。
陳腐と言えば、陳腐でしょう。
いや、1975年の目で見れば新鮮だったのかもしれません。
名作と評される芸術が時代を越えるのはなかなか難しいものです。
この映画は「飛び越えた」のでしょうか?
皆さんもご覧下さい。

クロアチア料理をご馳走になる2014年03月05日 22時45分11秒

クロアチア料理店 ドブロ
休診日なので東京まで行ってきました。
先月、中央公論新社から文庫本「小児がん外科医 君たちが教えてくれたこと」を出版したので、
http://www.amazon.co.jp/dp/4122058945
その打ち上げという感じでランチを編集者さんと共にしました。
本はこつこつと売れているそうです。

場所は東京駅近くのクロアチア料理店。珍しいですね。
クロアチア料理を楽しめるのは東京ではここだけだそうです。

大変美味しく頂きましたが、なにしろ僕には教養がないため、この料理がイタリア・チェコ・ハンガリーのどれに近いのかは分かりませんでした。
写真のように内装もとても美しい。
ぜひ再訪しましょう。

あ、言い忘れましたが中央公論新社の職場や資料室なども見学させて頂きました。
紙に囲まれる仕事は幸せですね。良い雰囲気でした。
仕事の話もしましたよ。
「運命の子 トリソミー」を書くにあたって多くの書籍に目を通し、生命倫理に関する考察を深めたので、そういったことを分かりやすく読者の皆さんにお伝えするのも僕の役割かな、などと考えています。
専門的なことを専門用語を使わずに説明する。これって大事ですよね。
「論文」にならないように「エッセイ」風にまとめるといいのかもしれません。

「こころ」は遺伝子でどこまで決まるのか―パーソナルゲノム時代の脳科学 (NHK出版新書) 宮川 剛2014年03月06日 19時53分11秒

「こころ」は遺伝子でどこまで決まるのか―パーソナルゲノム時代の脳科学
この分野の研究が長足の進歩を遂げていることに驚きます。

免疫の多様性の謎を解いてノーベル賞を受賞した利根川先生が、次に取り組んだのが「心の遺伝子」。
本書はその発展形ですね。
良書でした。

内診台から覗いた - 高齢出産の真実 (中公新書ラクレ) 宋 美玄2014年03月06日 22時12分20秒

内診台から覗いた - 高齢出産の真実
今日はもう一冊。
なるほど、女性は女性に対してこういう柔らかい文章を書くのかと大変勉強になる。

それでも吐き続けた私―過食症を克服したある女性の記録 (講談社プラスアルファ文庫) 冨田 香里2014年03月07日 23時26分38秒

それでも吐き続けた私―過食症を克服したある女性の記録
これは猛烈に面白い本でした。
昨日の夜から読み始めて、診療の合間も利用し、今夕には読了してしまいました。
自分の内面をここまで深く表現している本を、ほかに余り知りません。
人間にとって最大の謎は人間。
そして人間を人間たらしめているのは心です。
その心が破れると、解けないパズルのようになる。
そういう閂がはまったようなパズルを解くドラマです。

ユニークなカバーデザインは、鈴木成一デザイン事務所。
こういう貴重な本が絶版になってしまうというのは返す返すも残念です。
摂食障害に関心の無い人にも、おすすめです。
名著です。

終日、原稿2014年03月09日 23時23分51秒

朝からずっと書斎にこもって原稿を書いています。
ちょっと腱鞘炎気味です。
今夜はこの辺で終わりにしましょう。

福島の小児甲状腺がん2014年03月10日 20時44分47秒

なぜこんなにも多いか、考えられる理由は二つしかありません。

1 原発事故で被曝した結果、小児の甲状腺がんが多発している。
2 数十万人の子どもに超音波検査をおこなうと、微少ながんが見付かってしまう。検査をやらなけらば一生気づかれない。

1か2か。
区別できるの方法が一つだけあります。
それは原発事故の影響を被っていない地域の子どもに対して数十万人規模で甲状腺の超音波検査をおこなうことです。
たとえば九州とかで。
だけどこの対照試験には大きな欠点があります。
もし九州で数十万の子どもに超音波検査をおこなって、福島と同じような頻度で甲状腺がんが見付かってしまったら、どうしたらいいのでしょう。

近藤先生の「がんもどき理論」ではありませんが、がんを放置するのは相当な勇気が必要です。
やはり手術せざるを得ないと思いますし、手術例の一部には「手術合併症」が起きるでしょう。
私たち小児外科医は「神経芽腫マススクリーニング」でそれを学んできました。

放射線被曝で発がんするのは甲状腺「乳頭がん」。
発育が極めて遅く、死亡率は大変低い。
それを考慮すると、福島で超音波スクリーニングを導入したのは正しかったのかどうか、ちょっと疑問があります。

熟練した(小児)外科医による「触診」だけで十分だった可能性もあります。