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そんなこと、残念だけど、ない2014年01月13日 17時51分57秒

朝日新聞をネットで見ていたら、
「染色体異常が自己修復 iPS細胞で山中教授ら新発見」という記事に出会いました。
Natureに成果が発表されたと言いますから、大発見でしょう。
発見した科学者はこう述べています。
「予想外の結果で非常に驚いた。リスクもあるが、染色体異常の画期的な治療法につながる可能性がある」

世の中には100%という事象は存在しませんから、ぼくもそうは言いません。
しかし、この結果によって「画期的な治療に結び付く可能性」など、ほぼ100%あり得ません。
科学者はすぐに○○の役に立つという言い方をしますが、それは研究費の獲得という目的が頭にあるからです。
この論旨でいけば、「がん」などは何千回、何万回、解決されたか分かりません。

患者さんに、有りもしない期待を持たせることは残酷だと思います。自制して欲しいと思います。

もちろん、染色体異常は治って欲しいわけですが、それ以前の問題として、こういったお子さんをどう社会が受け容れていくのか、そっちの方に国家は予算を付けていくことの方が大事です。

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