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うつ病放浪記 絶望をこえて生きる (講談社)工藤 美代子2013年08月02日 21時41分29秒

うつ病放浪記 絶望をこえて生きる
え? 工藤さんがうつ病に?
そう思って「g2」に連載されている時から注目していました。
今回、1冊の本としてできあがった作品を読むと、やはり工藤さんは文章がうまいなとつくづく思います。

さて、うつ病などの気分障害は現在日本で100万人患者がいると言われています。
つまり誰にでも起こる病気です。
ぼくも歳をとったせいか、ときどき猛烈に気分が塞ぎ込んだりします。ま、ぼくのことはいいか。

で、うつ病は、病識がはっきりしているとは言わないまでも、自分の気分の変調をかなり自覚しているのが普通です。
工藤さんの場合は、ご主人は気付いていたそうですが、ご本人にはまったく自覚が無かったそうです。
精神より肉体の異常ばかりが目立つと診断が遅れることがあり、これを「仮面うつ病」と言います。これに相当するケースだったのかも。

自分自身の闘病記を書くというのは、色々な意味で難しいと思います。
まず自分自身がうつ病を克服しないと文章を書けないし、自分を客観視するって相当難しいはず。
ですが、そういう部分を乗り越えて良書に仕上がっていました。

この本は3部からなります。
まずは、言葉は不適当かもしれませんが、ドクターショッピング。
いやあ、本当にこんな医者が実在するのか? というドクターが次々にでてきます。
東京というのは人口も多ければ、医者も多いので、こういうこともあるのでしょうね。
不謹慎かもしれませんが、興味津々で読んでしまいました。

そして工藤さん以外の、いろいろな方たちの「うつ病体験談」。
これはけっこう重い。一つ一つがドラマです。
人間という生き物は、こうして基本的にストレスを抱えて生きて、あるいは自分から苦しみを求めてしまったりするのが特徴だと思います。
類人猿とはそこが違うでしょう。

最後のまとめはかなり良かった。
うつ病をどう生きるかという工藤さんの提言は、人生をよりよく生きるためのアドバイスに通じます。
六つの提言があるのですが、ぼくは個人的に、「太陽をたっぷり浴びよう」という最後の言葉が良かった。
こういう言葉って、誰にでも言える訳ではないんですよね。

ラストでぱっと明るくなって読了することができました。
アマゾンを見ると、かなり売れているようです。
皆さんもぜひどうぞ。