進化から見た病気―「ダーウィン医学」のすすめ (ブルーバックス) 栃内 新 ― 2013年07月24日 22時31分56秒
とても面白く読みました。
医者ではない学者さんが、ここまで医学・医療を学んで病気について書くのはなかなかすごいと思いました。
(ですが、さすがにぼくが知らないことはほとんど書かれていませんでしたが)
みなさんに読んで頂きたいのは、冒頭の「風邪における発熱」の部分。
ぼくのクリニックを受診している患者さんはみんな知っていると思いますが、ぼくは常々、ここに書かれているような「発熱とはなんぞや?」ということを患者さんに説明しています。
ごく稀に「熱が出た時のために抗生剤を処方してください」などと患者さんから頼まれます。
ぼくは優しく丁寧に、それがナンセンスであることを説明するのですが、患者さんには「優しくない」ように見えるのか、そういった患者さんは、まず、二度とぼくのクリニックを受診しません。
お勧めできる良書ですが、最後の方に出てくるヒトの乳児の咽頭構造の説明は、ちょっとどうかと。
たとえ話をしているのかもしれませんが、解剖学的には不正確でしょう。
医者ではない学者さんが、ここまで医学・医療を学んで病気について書くのはなかなかすごいと思いました。
(ですが、さすがにぼくが知らないことはほとんど書かれていませんでしたが)
みなさんに読んで頂きたいのは、冒頭の「風邪における発熱」の部分。
ぼくのクリニックを受診している患者さんはみんな知っていると思いますが、ぼくは常々、ここに書かれているような「発熱とはなんぞや?」ということを患者さんに説明しています。
ごく稀に「熱が出た時のために抗生剤を処方してください」などと患者さんから頼まれます。
ぼくは優しく丁寧に、それがナンセンスであることを説明するのですが、患者さんには「優しくない」ように見えるのか、そういった患者さんは、まず、二度とぼくのクリニックを受診しません。
お勧めできる良書ですが、最後の方に出てくるヒトの乳児の咽頭構造の説明は、ちょっとどうかと。
たとえ話をしているのかもしれませんが、解剖学的には不正確でしょう。
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