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「文庫 銃・病原菌・鉄 (下) 1万3000年にわたる人類史の謎」 (草思社文庫) ジャレド・ダイアモンド2013年03月11日 20時41分35秒

銃・病原菌・鉄 (下)
下巻で一番興味があったのは「言語」です。
ですがぼくの知識が少なすぎたせいか、よくわからない部分も多々ありました。
そして地域で言うと、最も興味があったのはアフリカ大陸。
人種も言語も多種多様。
人類の発生はアフリカとされていますが、どういう進化の過程でアフリカ大陸にはあれほどの多様性が生まれたのか。
残念ながらまだまだ未解明なこともたくさんあるようです。
ですが、将来こういった課題が解決されるのでしょうか?
どういう方法論で?
どういう技術とその革新で?
人類の進化の歴史は未来永劫わからないのかもしれませんね。

さて、実は最も面白かったのは、エピローグ。
歴史を研究するとはどういうことなのかとつくづく考えさせられました。
もしぼくが人生をやり直せるとしたら、やってみたい学問の一つが歴史学。
特に世界の歴史。
だけど、学ぶとか研究するとか、それって一体具体的にはどういう方法をとるのでしょうか?

ぼくは「医学」を学び、「医療」を学び、「サイエンス」を学びました。
それってかなり具体的なもので、手に職を付けるような行為なんですね。
だけど歴史を学ぶという作業が、ひたすら書物を読むことであるのならば、別に大学へいく必要はありませんよね?
それとも読む書物の量が桁外れだったり、まだ評価の定まっていない資料をたくさん読み込むのでしょうか?

あるいはもっと具体的に「考古学」的研究をするとか?
フィールドワークもやるのかな?
どうなんでしょう?

いずれにしても「銃・病原菌・鉄」は衝撃的な面白さでした。
比較するのはおかしいかもしれませんが、「マルコムX自伝」に匹敵する面白さでした。

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