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「どん底 部落差別自作自演事件」(小学館)高山 文彦2012年04月10日 21時42分08秒

どん底 部落差別自作自演事件
これは強烈な本でした。
人間にとって最大の謎は人間、そして人間にとって最大の恐怖は人間です。
この本は、そういった人間の怖さを描いています。
ぼくは本を読んでいるうちに怖くなってしまい、背筋がゾクゾクしました。
深夜のトイレに足が向かなくなりそうになったくらいです。
最後の「付録」は正視できず、読むことができませんでした。

また、「糾弾学習会」のあり方は、大変勉強になりました。
謝罪とか、土下座を求めるのではないのですね。
その逆です。
形だけの謝罪をはねのけて、その人間の心の底の蓋を開け、中を覗き、本人にそれを直視させるのです。
だから、糾弾を受ける人間は、自分の心の底を覗く「能力」がなくてはなりません。
その能力がなければ、残念ながら、人間として高みに登ることができないのです。

本としての面白さは、高山さんの筆致もあり、重く暗く深く、単純に面白いとは言えないかもしれません。
大ベストセラーにはならないかもしれませんが、とても大事な本だと思います。
誰もが知っている有名人の評伝を書くのもノンフィクション作家の仕事ならば、誰も知らないある個人の心を描くことで、人間とはどういう生き物かを表現することも、ノンフィクション作家の重要な仕事です。

あまり話題にはなっていない作品ですが、読んで本当に良かった。
心底怖かったけど。

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