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患者さんの優しさにぐっとくる2012年03月02日 21時16分33秒

今日は朝から大きなトラブルがありました。
開院以来初めてのことですが、電子カルテが開けないのです。
従って診療ができず、うちのスタッフは富士通エヌコムと連絡を取り合って復旧に大慌てとなりました。

しかしまったく思うようにカルテは立ち上がらず、時間だけが過ぎていきます。
幸いにして朝の時点で受付を済ませたのは8人だけでしたから、「都合につき、云々・・・」で受付をストップしました。

これ以上、患者さんを待たせるのは余りにも失礼です。
ぼくが待たされる立場だったら絶対に腹を立てるでしょう。
しかたがありません。
紙のカルテで、手書きの処方箋で診療を始めることにします。

いつも使っている部屋の隣の診察室へ、最初の患者さんを招き入れます。
もうすでに45分も待たせてしまいました。

すると患者さんのママは事情を察したのでしょう。
文句の一つもなく、器械が不調で先生、大変ですねと慰めてくれます。
なんと優しい心根なのでしょうか。
ぼくは一瞬言葉に詰まってしまいました。

紙のカルテで2人を診察したところで、ようやく電子カルテが復旧。
その後はスムーズに診療が進みましたが、富士通エヌコムには原因を究明して頂き、今後の対策をとって頂きたい。
こういうことで、お互いの信頼関係が揺らぐことは悲しいことですからね。