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片貝海岸まで走る2011年11月03日 14時57分22秒

今日の地図
なんとか海まで走りたいと思い、Googleマップを睨みながら、いろいろとルートを考えて来ました。

東金街道か大網街道が最も単純なんですが、交通量が激しく、路肩が狭いことからこのルートは無理。
で、東金街道に並行して走る道を見付けました。
それがどんな道なのかは、それこそ「未知」。
道路の幅はあまり広くないようなので、交通量はそれ程多くないでしょう。
とにかく行ってみないと分からない。
冬に向かって季節は進みますから、行くならば今のうちです。

で、今朝、行きました。

東金道路に並行する裏道は、実にひどい悪路でした。
車が少ないのが救いでしたが、路面がひび割れて、まるで石畳のよう。
それが何キロも続きます。
そして激しい下り坂。
「11%」という標識を見た時はもう帰ろうかと思いましたが、思い切って進みました。
すると今度は「14%」の下り。
帰路で、上がれなければ、自転車を押して登ってもいい。
どうせオレは老人の初心者だ。
そう開き直って裏道を抜けました。

ここで迷子に。
こんな時はiPhoneのGPSが役に立ちます。
進行方向を調整して再出発。
東金市に入ると、路肩が狭い上に車が非常に多い。
こういう状態が延々と何キロも。
だけど基本的に、車の運転手さんは自転車に優しい。
たまに猛スピードでぼくの右肩あたりを追い越し行く車もありますが、たいていは距離を開けてそっと抜いて行ってくれます。

そして片貝海岸に到着。
家内が作ってくれた塩お握りを頬張る。
うまい。元気が沸く。
ちょっとだけ尿意を感じ、迷いましたがトイレへ行きました。
自転車をほとんど建物の中まで入れるようにして。
だけど尿はほんのわずか。

さて帰路です。
足が軽い。
東金市の中心部では行きの時と同じように、車が多く警官も多数出ています。
赤信号で駐まった時に尋ねてみると、「産業祭」という地元のイベントだそうです。
なるほど。
普段の日曜日ならば、もっと交通量は少ないのかもしれません。

東金市を抜けて、自転車は左へ大きくカーブ。路肩が狭く、車も多い。
左へカーブということは、前方は何も見えないということです。
と、その時!
目の前に中学生のママチャリが正面から突っ込んできます。
急ブレーキをかけてぼくは右に逃げる。
その瞬間、車がぼくの右肩を通過。
中学生はサーっと走って行く。

「こら、坊主、待ちなさい。君は道路交通法を知っているかね? 自転車は車道の左を走るのだぞ!」
と言う間もなく消え去って行きました。

そして、例の裏道へ。
11%と14%の坂は、結局は大したことはありませんでした。
坂の前後にアップダウンの起伏があるので、登りもギヤを落としてクリア。

53Kmを過ぎたあたりからは、車が少なく快適に走ることができます。
家までもう少し。
だけどその思いが油断になったのか、60Kmくらいから急に力が入らなくなってきました。
(今から考えると)エネルギー切れになりかかっていたのでしょう。

だけどようやく、我が町へ。
あと500メートルで自宅。
と、その時!
目の前に熟年女性がママチャリで現れ、意味もなく急ブレーキで停車!
ぼくも駐まるか、右にふくらむか一瞬迷ったのですが、ぼくの右耳には背後からの車のエンジン音が。
で、無理して急ブレーキ。
前へぽんっと両足で着地するべきなのですが、バランスを崩して左足をつま先立ちで伸ばす形で停車。
激しくふくらはぎと足の裏がひきつる感覚。

あぶなく肉離れを再発させるところでした。

結局、自転車乗りの敵はママチャリということですね。
車のドライバーが、自転車を敵視するのも分かります。

走行距離、約67Km。
消費カロリー、1940Kcalでした。

海まで走るのは、自転車を始めた時からのささやかな夢でしたから、ちょっと嬉しいです。