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雑用は下らない2011年09月05日 23時52分12秒

また聞きのまた聞きなので、真偽のほどは定かではありませんが、ぼくがかつて所属していた小児外科という世界には「この世の中に、雑用という名の仕事はありません」という言葉がありました。

一見無駄に見えて馬鹿馬鹿しく感じても、実は決してそんなことはなく、どこかできちんと何かの役に立っている。
だから、下らないな、などと思わず上司の言うことを聞いてちゃんと雑用をしないさいという教えでしょう。

ですが、これはウソです。
雑用は雑用であって、下らないとしか言いようがありません。
それによって人間が向上するなどということはなく、貴重な人生の無駄遣いです。

皆さんが所属している組織はどうですか?
有意義な仕事ばかりですか?
そうであれば、それはとても幸福な人生でしょう。
何だかんだ言っても人生は短い。
一つの真理に辿り着くために何十年も人生を遠回りすることもあります。
たった一度の、それもたかだか80年程度の人生を、意義ある素晴らしいもにしていくためには、下らないことに人生を浪費しないことが重要でしょう。

ま、ぼくがたさくん雑用を経験して良かった点は、そういう真理を得たことですから、このことを自分の子ども二人にはしっかりと教えてあげたいと思います。