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今日は書くまいと思ったけど・・・・2011年07月28日 21時38分50秒

Roma 2
最近、原発に関する本を多く読んでいますが、これはある意味当たり前で、読まない人の方が変だとさえぼくは思います。
へそ曲がりのぼくが時流に乗っているということでしょう。

なぜ、福島原発事故をぼくが大きく捉えるかと言うと、日本という国が、いや、世界の国々がこの先、進路を間違えると人類に未来は無いとさえ思うからです。

地球が誕生して46億年。
ホモサピエンスが生まれて15万年。
日本人の歴史は1万年。
蒸気の発明で産業革命が進んで、これまでに200年。
明治維新は今から143年前。
日本に初めて電気が灯ったのは、わずか129年前。

いわゆる「近代文明」なんて、わずか100年ちょっとのできごとなんです。
その間に日本人・欧米人は大量の電力を消費して、原発に行き着いた訳です。
そして、1986年にチェルノブイリで大惨事。
事故があった時、ぼくは大学生でした。
原発推進派・反対派の両派から猛烈な論争があったけど、とにかく「ソ連」という今は消滅してしまった国が情報を隠したため、被害の実態が不明。
社会主義の国は怖いというイメージだけが増幅して、むしろこの大事故をバネにして、中曽根なんとかという総理大臣や読売新聞が、原発を前に進めてしまったように思えます。

そしてとうとう、2011年にFUKUSHIMAでメルトダウンのレベル7。
わずか100年の近代文明で、自爆してしまった日本の未来はどうなるのでしょうか?
200年先なんて、もう、日本という国は存在していないかもしれません。

今朝の朝日新聞の一面に、政府の「減・原発」の工程表の記事が載っていました。
やはり「脱」とは言えないんですね。
200年後の日本は暗いなあ。