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岡林信康「チューリップのアップリケ」2011年07月21日 18時44分00秒

昨日、森達也さんの「放送禁止歌」を読んで、岡林信康さんの「手紙」や「チューリップのアップリケ」という曲を知りました。
ぼくは1961年生まれですから、もちろん、「フォークの神様」岡林信康さんの名前を知らないはずがありません。
だけど、曲は聴いたことはありませんでした。
泉谷しげるや井上陽水は聴いているんですね。
だから、変な風にすれ違っている。
で、
You Tubeを開いてみると・・・・

http://www.youtube.com/watch?v=Pw4uN52SytE

こうきたかあ。良い歌だなあ。沁みるなあ。

なぜ日本に差別問題があるかと言うと、それは最終的に「経済」の問題に行き着きます。
被差別部落問題の根幹は、差別をする我々の心の中にその本質があります。
差別をする卑しい心、経済的に優位に立とうとする心の資本主義が問題を再生産するのです。

ですから、岡林さんがこういう歌を歌って、それに感動した受け手が同じように歌ったところで、実は差別問題は解決しません。
そういった情緒的手段では解決できないのです。
では、岡林さんはなぜ、こういう歌を歌ったのか?
それは、彼は歌うことで、自分の生き方を世間に見せている、宣言しているのだと思います。

だから私たちも、自分自身の「手紙」「チューリップのアップリケ」を見付けて、それと向き合うことが大事なのだと思います。

ぼくの人生の任務は、あと余り残っていませんが、自分の娘二人に、この世の中がどういうふうにできているかはいずれ教えるつもりでいます。
なぜ、世の中に不条理の苦痛があって、その一方で、富豪が存在するか、経済と階級を分かりやすく教えようと思っています。

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